エネルギーの大逆転を起こす

公開日: : 最終更新日:2015/02/01 脱原発・自然エネルギー

藻谷浩介さんの講演レポート、続けます。

さて、では静岡は何をすればよいのか。
静岡にある資源で対抗しよう、ということです。

20150125藻谷講演②

静岡にはいっぱい山がある。その木を使って建築する。
技術的にはすでに30階建てのビルも可能になっている。
耐震性も鉄筋に負けない、火災にも強い木の建築が実現して、
ヨーロッパでは鉄筋ビルが木に替わりつつある。
日本では(山を捨て)鉄筋コンクリートのビルを作るたびに、
アラブにお金を払い続けている。

木を使えば、木クズや間伐材が発生する。
それは燃料や発電に使う。
(ペレットボイラーやエコストーブ、木質バイオマス発電など)
木を使う文化を取り戻すだけで、荒れ山が宝の山に化ける。
日本ほど木が生え、土が肥えている先進国はないのだから。
お茶もある、水産物もある、豊富な地下水資源がある・・・
《エビ注・・『里山資本主義』(角川新書)に具体例が紹介されてます。》

数十年でなくなるものに頼らず、
100年、1000年と使い続けられるもので勝負する。
それがいま求められている発想です。

20150125藻谷講演③

お金の使い方次第で地域が変わる。
懐に貯めるのでなく、外に持ってかれるのでもなく、
すぐに使ってくれる人に回すこと(子育て真っ最中の母親など)。
できるだけ地元の原材料を使い、地元のものを食べ、
設備投資には地元の業者を使って技術力を高める。
若者たちの給料を上げ、お金が地域で循環させるようにする。
最大のロスは光熱費を外国に持っていかれていることだ。

あと1%、地元のものを買うだけで、
人口1万人の町に200人の雇用が増える。
あと1%、省エネするだけで100人の雇用が増える。

20150125藻谷講演④

とにかく日本はエネルギー代を払い過ぎている。
せっせと稼いではアラブに貢いで、赤字をつくっている。
それを負担しているのは、あなたです。

静岡には有り余るほどの太陽エネルギーがある。水力がある。
山がある。たくさんの食材がある。
それらの資源を駆使して、エネルギーの自給力を高め、
美味しい食品をつくってフランスやイタリアに対抗する。
静岡ならできるはずだ。
原発に走って、数十年後にウランがなくなって後悔しないように。
思い立ったがやる時。今から、です。

結果的に、それこそが温暖化防止につながる生き方なのです。
すべてのものはつながっている。

 

以上、藻谷ブシでした。

地域の食文化をどう活用するかについては、
農水の検討会で作成した「日本食文化ナビ」も
参考文献として挙げておきたい。
巻末には一緒に委員を務めた藻谷さんたちと意見を交えた
座談会 も収録されているので、
ご一読いただけると嬉しいです。

続いて、環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長、
「ご当地エネルギー協会」の仕掛け人、飯田哲也さんの講演。
レポートするのも結構しんどいけど、続けます。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

竹林再生へのキックオフ!

皆さま、お久しぶりです。 といっても、もうすっかり忘れ去られたかもし

no image
お詫びと、記事削除のご報告

古い日記で恐縮ですが、 「大地を守る会」時代の 2014年6月15

“ 祭典 ” の陰で、また向こうで-

8月8日。 賛否入り乱れる中、『東京オリンピック2020』閉幕。

2020年夏の「美」と「醜」を見せられて

8月に突入、連日猛暑が続く。 コロナ第5派の勢いも、凄まじい。

竹林再生に向けて-「協議会」設立

始まってしまえば、つい見てしまうオリンピック競技。 アスリートたちの

→もっと見る

  • 2021年10月
    « 8月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
無添加ジャム 大地を守る会 谷川俊太郎 ご当地エネルギー協会 羽山園芸組合 ジェイラップ 森は海の恋人 畠山重篤さん 震災復興 自然エネルギー 福島屋さん あかね COBOウエダ家 カフェ麦わらぼうし フルーツバスケット 川里賢太郎さん 桃ジャム ムーラン・ナ・ヴァン 藻谷浩介さん 種蒔人 備蓄米 丹那牛乳 丹那トンネル 箱根峠 酪農王国オラッチェ 畑が見える野菜ジュース 函南町 久津間紀道さん 稲田稲作研究会 丹那盆地
PAGE TOP ↑