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5年ぶりに、桃の花の下で-

2023/05/07
  • 日々日々フルーツバスケット
  • 生産者・産地情報
5年ぶりに、桃の花の下で-

3月のレポートを続けているうちに4月も終わり、
ついにゴールデンウィークも過ぎてしまった。
ダメですねぇ・・・

4月もいろいろあったけど、日記というのは
溜まれば溜まるほどしんどくなって、
さらに書けなくなってしまうものである。
前に進むためにも、ここはやむを得ず、2つだけ
記録として残しておきたい。

 

4月9日、日曜日。
場所は山梨県笛吹市(旧一宮町)。

桃の生産者団体「一宮大地」代表、久津間紀道さんの桃園での
「桃のお花見会」。
大地を守る会では、桃の頒布会企画「桃七会(ももななえ)」で
大人気の生産者である。

コロナによる中断があったこともあり、5年ぶりの参加となった。

 

写真ではつい花の多い木に焦点を合わせてしまうが、
すっかり花が散ってしまった木も多数あった。
前日の強風でだいぶ飛ばされてしまったとのことだ。

収穫量にも影響しそうだが、
「そんなには(収量は)落ちないと思うよ」と久津間さんは言う。
「そんなに」・・・の微妙なニュアンスが、
素人にはどの程度なのかが分からない。
そこは生産者もまだ楽観と悲観の間での推察の域を出ず、
ま、彼らにしてみれば「いずれにせよ、これからが勝負」
ということなんだろうか。

「大地を守る会」で農産物の仕入れを担当していた頃は、
収穫量と「正品率」ばかりを気にしていたように思うが、
加工という立場でモノを考えるようになると、
かつて視界に入らなかった部分も見えてくる。

もちろん豊作でかつ正品率も高いほうが良いに決まっている。
しかし「規格外」は必ず発生するし、
豊作の場合は「正品」だって「余剰」呼ばわりされるようになる。
ここで「加工」という受け皿をしっかり用意しておくことは、
お城の布陣を強固にする。

いまの僕の立場は、芝居でいえば
「名脇役」か「頼りになる裏方」になりたい、
そこに矜持(きょうじ)をかける、って感じか。
花を眺めながら、そんなことを考えたりする。。。

 

 

以前の花見会には大勢集まってきたものだったが、
今年はまだコロナも収束したわけではないので、
「各団体とも人数は抑え気味で」との事前のお達しだった。

参加したのは、大地を守る会にオイシックス、それと
久津間さんが理事を務めている生産者が作った販売団体
株式会社マルタ」の職員たち、といったところ。

フルーツバスケットからは、
自社のジュースにオラッチェの「風の谷のビール」、
加えて製造スタッフの芦澤がバーベキュー用に沼津で調達した
干物を持って、3名で参加した。

 

前日の荒れた天気からうって変わって快晴の下、
バーベキューも始まる。

 

紀道さんのお母上・ますほさんのお説教、いや失礼、
お話しを神妙に聞く若い各社職員たち。
しっかり勉強して帰るように-
と先輩ヅラしながら、我が身に降りかかるとコワいので、
微妙な距離を保とうとする私。。。

 

紀道さんの奥様・裕子さんたちの楽団による演奏も始まる。
写真中央、チェロを弾いているのが裕子さん。

クラシック楽曲の合い間に、
今年の春の甲子園で優勝した山梨学院の校歌なども披露された。
暖かい日差しの下、桃の花を愛で、山梨ワインを堪能しながら
聴くモーツァルト・・・(だったっけ)。

生産者たちは、これから気の休まらない超多忙な時期に入る。
そんなときにこんな気持ちのいい時間を用意してもらって、
申し訳ない気持ちにもなる。

 

帰る前に、
我が社の製造スタッフ2名との記念写真を一枚、頂戴する。

紀道さんを挟んで、
右が製造責任者の芦澤真史、紀道さんとは東京農大の先輩後輩の関係。
左が塩崎敬太くん、彼は静岡の常葉大。
今年もいいジャム作ろうね、頼むよ! と声をかけ、
シャッターを切る。

 

                 (久津間さんと仲間達の桃ジャム)

 

良質の加工品は良い原料から生まれる。

生産者も自慢できるモノにしなければ-
頑張りましょう。

 

 

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