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独りぼっちのお盆 (雑感)

2022/08/16
  • かんなみ百景
  • 雑記その他
独りぼっちのお盆 (雑感)

前回の「藤本さん20回忌」で書けなかったこと。

往復の送迎バスで東京湾アクアラインを初めて通ったけど、
改めて東京湾の広さを感じた。

かつて「大地を守る会」時代に、
東京湾に残る干潟「三番瀬」に打ちあがる海藻・アオサを
回収して資源化(による循環の再生と環境浄化)させようと、
「東京湾アオサ・プロジェクト」という活動をやったけど、
あのときのコピー、「どっこい、東京湾は生きている!」 を思い出した。
いつか改めて「海ほたる」の展望台から眺めたいと思った。

そしてもう一つ。
「鴨川自然王国」の手前で、有名な「大山千枚田」を通過した。
あの美しい棚田スポットも、ゆったりと歩いてみたかった。
これもいつか再訪したいと思う。

 

それから、お詫びと訂正をひとつ。

7月11日付 『「有機農業は生き方だ」-小林芳正さんを悼む』 の日記の中で、
「僕の知るところ、当地は今でも「山田錦」栽培の北限のはずである。」
と書いたけど、ある方から誤りのご指摘をいただいた。

山田錦は、今では北海道でも栽培されています- と。

えぇーッ!
もしかしたら、もうちょっと北まで行ってるかとは思っていたけど、
北海道まで北進しているとは思わなかった。

かろうじて  “ 僕の知るところ~ ”  の但し書きで救われそうな気もするが、
事実としては誤りなので、お詫びして訂正いたします。

それにしても北海道で山田錦とは・・・
栽培技術の進歩だろうか。 それとも温暖化の恩恵か・・・
しかしちょっとした冷害気候で打撃も受けそうだし、
そんなに無理して山田錦である必要があるのか、とも思ったりする。
いまや金賞受賞酒の原料はどこも山田錦に席巻されている。

“ 地酒を楽しむ ” とは、地方の個性を楽しむものであるはずなので、
ここは日本酒業界も、地域の風土や文化を表現するものとして、
多様性を競いながら活性化してもらえたらと願うところである。

まあ、「おらが地でもその品種を育ててみたい」とか
「その米(とウチの酵母)で酒を醸してみたい」と思うのは、
つくる者たちの本能のようなものなのかもしれず、それによって
食文化は枝分かれしながら受け継がれ、多様化してきたとも言えるワケで
(げんに小林芳正さんと大和川酒造はトライしたし)、
目くじら立てるほどのことではないのかもしれないけれど、
ただ “ 画一化 ” にだけは陥らないようにしたい。
そのためにも(日本酒に対しては特に)賢明な消費者でありたい、と思う。

 

8月15日、丹那盆地の田んぼでは
早くも出穂が見られた。

 

 

僕には品種は見分けられないが、
すでに穂が垂れ始めている田んぼもある。

一方で、晩稲(おくて)と思われる品種もあって、
農家のいろんな作戦が垣間見える光景は、悪くない。

 

 

丹那の夏の風物詩、オラッチェが企画する
「トウモロコシ畑の巨大迷路」も、今年は復活したのだが、
ただこちらは生育がイマイチである。
もっと高く、繁茂してほしいところ。 実も小さい気がした。

蒔くのが遅れたか、それとも “ 燃える ” 暑さのせいか。
素人の僕にはよく分からない。

 

このコーン畑の迷路も、ただ観光目的で作られたものではない。
子供たちをたっぷり楽しませた後は、刈り取られ、
発酵させたのちに、牛の餌となる。

丹那の牛たちは、
(すべてではないにしても)国産・無農薬のコーンを食べている!
大事に維持していきたいものである。

海外からの飼料や肥料が高騰していくなかで、
より一層、そう思った夏である。

はしゃいでいる子供たちにも、伝えたいものだ。
君たちがこうして楽しんでいることも、
自給飼料を支えることにつながっているんだよ、と。

 

で、おまえは何をしているんだといえば、
コロナ第7波の感染状況に鑑みて、
今年のお盆も、郷里への帰省は断念したのであります。

四国の小さな漁師町で暮らす、96になるおふくろに、
「帰ってくるな」と電話口で何度も言われた。
「東京から来たゆうてヘンな目で見られるし、うつって帰られても困るしな。
  おまえ社長やろ。」

3年間、同じセリフを聞かされている。
ささやかな親孝行も絶つコロナ。 早く去ってほしいと思うのだが、
政府はまったくお手上げみたいで、音なしの構え。
医療従事者も居酒屋店主も、また感染者も、ワクチンを打つ以外は
ただひたすら耐えている。。。

この国の政治家たちにとって幸いなのは、
国民が本質的には政治家をアテにしてないことじゃないだろうか。
いや、諦めているのか。
政治家もまたそれをイイことに、国民を票集めの数のように思っている。
もしそうだとすれば、これはとっても不幸なことだ。

 

3年ぶりの阿波踊りを、地元ではなくTVニュースで眺めながら、
僕もヤケクソになって踊りたくなった。
「同じ阿呆なら踊らな損々、
  えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ~ 🎵」

そういえば学生時代、バイト先の人たちに誘われて
「ディスコ」ってところに行って踊ったことがあったけど、
みんなから「お前のは阿波踊りだ」と笑われた。

これを “ 血 ” というのか、あの踊りを見ると、
なんとはなしに体がうずくのである。

 

仕事がコマ切れに入ったせいで埼玉の自宅にも帰らず、
2022年は、ひとりぼっちのお盆となった。

詰まりもしない、独り言のような日記になってしまいました。
すみません。

 

本当はザーサイの話を書きたかったはずなのに・・・
それは次回に。

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