竹林再生に向けて-「協議会」設立

公開日: : 最終更新日:2021/08/01 食・農業・環境

始まってしまえば、つい見てしまうオリンピック競技。
アスリートたちの一途なたたかいに、
また苦闘のヒストリーなど聞かされると、感動したりもする。
彼らに罪はない、のだろう。

しかし、「アンダーコントロール」という世紀の大嘘から始まって、
開催直前までの見苦しいゴタゴタまで見せられ、
始まったと思えば、弁当の大量廃棄!ときた。
とてもじゃないが “ 清濁併せ呑もう ” とはいかない。

IOCに吸い取れられていく巨額の税金、
米国の放映権料優先での無謀なスケジューリング・・・
五輪とは恐ろしく百鬼夜行の “ 興行 ” であることも、思い知らされた。
平和を謳うオリンピズムも、アマチュアリズムも、
すっかりどこかに消え失せてしまった。

ましてやパンデミック下での強行開催である。
感染者数は日々、五輪以上に記録を更新し続けている。
オリンピックの終わる頃には、国内感染者は100万人(!)を、
世界では2億人(!)を突破するだろう。

ここまでくると、いったい何(誰)のための大会なのかと、やっぱ
ひしひしと思わざるを得ない。
競技者たちは精一杯真摯で美しいが、
金メダリスト(だけ)にせっせと祝福メッセージを送る首相の姿は、
とても汚らわしい。と思うのは僕だけだろうか。

いま僕らは、スポーツを「利用価値」で計測する者たちと一緒に
観戦させられている。
アスリート諸君、悔しくないか。
僕はとても悔しく思いながら、あなたたちに拍手を送っている。

 

竹林とメンマの話を続けたい。

メンマというニッチな商品開発にチャレンジする目的は、
あくまでも「竹林の再生=里山の保全」にある。

メンマの原料となる幼竹(地上1~2mまで伸びた若竹)は、
これまでまったく利用価値のないものだった。
農家はカマで刈り、あるいは足で踏み倒して、
ほったらかしにするしかなかった。

倒すならまだいい。
伸びるまんまに放置してしまえば、
竹林は数年で暗い竹藪になってしまう。
根の浅い竹が繁茂しすぎた山林は、崩壊のリスクも高める。

この幼竹をしっかり間伐して、資源に変える一手として
考え出されたのが「メンマ」である。
これまで100%中国産だったメンマを地元の竹でやってみようと、
福岡県糸島町で始まったプロジェクトが全国に飛び火し、
今や各地で “ ご当地メンマ ” が生まれている。

この取り組みを、地域と企業が連携する形でやってみたい。
しかもここ丹那には、農家をまとめる農協と、
地域ネットワークのハブ(拠点)でもある第3セクターの酪農王国株式会社、
そしてオーガニック業界に販路を持つフルーツバスケットのつながりが、
出来上がっている。この財産を使わない手はない。

話はあっという間に進んだ。
地元自治会の区長に説明に伺えば、「協力しよう」と言ってくれて、
4者共同による「丹那地区竹林資源活用協議会」の設立まで進めた。

ただし事業を進めるには、資金が必要である。
5月。急いで企画書を書いて、静岡県が進める
「地域・企業連携型農村再生デザイン事業」に補助金を申請した。

書類審査を通過して、6月15日、静岡県庁まで乗り込んで、
最終プレゼン審査に挑む。

人前でのプレゼンテーションて、何年ぶりだろう。
大学教授やらなんやら、数人の審査員を前に少し緊張したけど、
なんとか時間内でやり切った。
(上の写真、スクリーン左手前が私です。)

 

-ふじのくに美しく品格のある邑・丹那発-

  竹林から価値を生み出す新しい挑戦!

 

審査は無事通り、今年採択された5つの事業に選ばれた。

通れば通ったで、あとに引けなくなる。
「大地を守る会」時代とは違った、
この地に生きて、この地の課題に取り組むチャレンジ、である。
さて、どうなることか・・・

ただ、これだけは言える。言いたい。

美しい日本を取り戻す! をスローガンに掲げながら
ひたすら米国に追従し、「復興五輪」を掲げてフクシマを利用した人が
残していった “ 荒廃してゆく国土 ” を、僕は取り戻したいのだ。

彼にとって僕のような輩(やから)は「反日」に分類されるらしいけど・・・

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