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古い船をいま 動かせるのは・・・

2021/02/12
  • 新型コロナウィルス
  • 雑記その他
古い船をいま 動かせるのは・・・

2月に入っても新型コロナ感染は収束せず、
2月2日、緊急事態の延長が決定された(栃木県は除外)。

3日、コロナ感染症対策の特別措置法&感染症法改正案が
参院本会議を通過し、成立。

皆さま。
入院拒否もしくは入院先から脱走した場合は50万円以下、
時短営業の命令に従わない場合は30万円の罰金、
いやもとい、「過料」が科せられることになりました。
前科はつかないし、裁判で争えるとはいえ、
こんな審議をしている国会そのものに、
激しい違和感を覚えるのは、僕だけでしょうか。
立法根拠がどこにあるのか!
救うための議論をして欲しい、と私は思います。

2月4日、関東では春一番が吹いた模様。
静岡県函南町丹那の風はまだ冷たいけど・・・

オリパラ組織委員会の会長が性差別発言を撤回、謝罪した。
でも、どうみても(本音は)反省してないし、
分かったのは、これまでいかにシャンシャン(異議なし)会議
だったってこと、か。

ボランティアや聖火ランナーの辞退が報じられる中、
追い打ちをかけるような自民党幹事長の発言。
「これは瞬間的。追加募集するだけ」だと。
これじゃ支援する気も失せるだろう。。。

内外からの強烈な批判は、
長老政治家の方々には理解できないようだ。

男女格差のランキングで153ヵ国中121位
(世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数)
という評価を、あの人たちは知らないんだね。
どこかバカにしているフシのある中国よりも韓国よりも、
自分たちのほうが下にいるということも。
しかも、日本のランキングは下がっていっていて、
その主たる要因が「政治の分野」であることも、
ご存知ないのだろう。

若者たちへ。ピンチはチャンスです。
「古い船をいま 動かせるのは 古い水夫じゃないだろう」
(吉田拓郎「イメージの詩」の一節)

 

2月7日にはインド北部で大洪水が発生した。
二つのダムを壊し、死者18人、約180人が行方不明と
報じられている(2/9時点)。
原因は、進む温暖化によって
ヒマラヤ山脈の氷河が崩れたことによる。

「気候危機」は確実に進行、深刻化している。
引き返せない限界点(ティッピング・ポイント)に
向かって、制御が効かなくなってきつつある。
いま世界はコロナ禍の中にあるけど、
シベリアやアラスカの永久凍土が溶けると、
飛び出してくるのは、眠っていたメタンガスと
ウィルスたちだ。
灼熱と疫病による地獄・・・
そんな未来を、僕らは残そうとしている。

ライフスタイルを変えるのは、なかなかに難しい。
事業(経済)を変革させるのは、もっと難しい。
でも、たとえ細やかな一歩でも、
やれることをやっていくしかない。

 

2月11日、祝日。
2月の第2土曜日である今週末は、本来であれば、
福島県は会津の喜多方市で、
毎年恒例の「大和川酒造交流会」が開かれる日である。

大地を守る会のオリジナル清酒「種蒔人(たねまきびと)」
の新酒が完成し、日本酒党の会員さんや
原料米の生産者(稲田稲作研究会)も集まって、
今年の新酒を楽しみ、会津料理に舌鼓を打ちながら
大いに語り合う。
この酒を開発した僕にとっては、この日のために働いている
と言っても過言ではない、極上の一日である。
しかしこのコロナ禍で、今年の交流会は中止となった。

「発酵は順調ですよ」と知らされていただけに、
残念でならない。
悔し涙にくれながら一人、単身アパートで
「種蒔人」と会話する夜となった。

ああ、会いたい、新しい「種蒔人」に・・・と
心は千々に乱れつつ、
アッという間に1本空いてしまった。

話は前後するけど、実は昼間、ある場所を訪ねてきた。
地元・丹那盆地を見下ろす山の中腹で、
酪農家が牧草畑に設置したソーラーパネル。
牧草を育てながら発電も行う、
「ソーラーシェアリング」である。

すみません。
酔っぱらってきたので、この話は次に。

“ 未来のために、種を蒔き続ける ”
 - 名づけた以上は、けっして諦めず、
希望をつないでいくランナーでありたい。
古い水夫にも、まだやるべき仕事は残っている。

「目の前のコップの酒を ひと息に飲みほせば
  傷も癒えるし それからでもおそくない
  超えて行け そこを 」
(同じく吉田拓郎「人生を語らず」の一節を一文字変えて)

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