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手むきみかんジュース

2014/12/22
  • 日々日々フルーツバスケット
手むきみかんジュース

地産地消を心がけ、生産者との関係を大切に育ててきた福島屋さん。
地元密着型のスーパーマーケットでもここまでできる、
を実証した胆は、すご腕の経営力でも商才でもなく
(もちろんそれもあっただろうが)、
お客様に楽しい食、“ 美味しい時間 ” を提供したいと願う精神にある。
今回初めて訪問して、店内のスタッフの対応などを見ながら、
「食の安全」を掲げて39年の我々としても、
福島屋さんに笑われないような仕事をし続けなければならないと、
気持ちを新たにしたのだった。

で、報告。
福島屋さんで新たにジャム3品(イチゴ・ブルーベリー・マーマレード)
の採用(取り扱い)が決まりました。
息長くお付き合いをさせていただきながら、良いものを広げ、
人々の健康と楽しい食に貢献できたなら嬉しい。

 

さて、今日は12月22日。
いよいよ年末ゴール前のスパート。
製造1課では、このところ断続的に続いている
冬の定番「手むきみかんジュース」の製造。
製造2課(ムーラン・ナ・ヴァン)は
クリスマスケーキの佳境中の佳境、という一日。

さすがにケーキ作りは手伝えないが、
みかんの皮むきならワタクシにもできる。
しかもこれは人海戦術なので。
「よ~し!」とばかり白衣に着替えて僕も現場に入ったのだが、
パートさんたちの目線では、
わたくしは助っ人ではなく「体験」作業員、
程度のものでしかないようで。

20141222手むきみかん➀

大地向けの「手むきみかんジュース」の原料は長崎(長有研)だが、
今日のは伊豆の生産者から持ち込まれた減農薬の温州みかん。
製品にしてお返しする。

原料を洗った後、一個一個手でむいていく。
一般的には皮ごと搾ったあとで
遠心分離機にかけて油分などを除去する方法がとられている。
これが一般栽培だと農薬の残留も懸念されるところだ
(農薬は皮に多く残る)。

20141222手むきみかん②

午前中はひたすら皮むきに追われる。
だんだんとスピードも上がるのだが、
パートさんにはかなわない。

20141222手むきみかん③

むき終わったみかんをすぐに
搾汁機(パルパーフィニッシャー)に投入。

20141222手むきみかん④

絞られた果汁はタンクに流れ、
殺菌-充填で終了。

20141222手むきみかん⑤

このシンプルな手作業の工程だからこそ、
ピュアで濃厚な味わいを残すことができる。
そのぶんお高くもなるわけだけど、
はじかれた規格外のみかんをこうやって生かすことによって、
みかんそのものの価格安定に貢献していることも
伝えたいところだ。

ご他聞にもれず、ミカンの消費も減っているご時世。
大産地である静岡でも、ミカン山が放棄されつつある
といった話が聞こえてくる。
しかも今年は裏年なので、生産量はどこも少なめだろう。
本来なら値段が上がるはずなのだが、抑えられている感じだ。
加工の役割はいっそう重要なものになる。。。
たかがみかんジュースではあるが、
その向こう(生産地)にも思いをはせながら
飲んでいただければと願う。

続いて佳境のピークに達したムーランの工房をのぞいてみる。
えーと、すみません。続きは明日で。

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