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食べ散らかされたキャッチフレーズの数々

2020/09/14
  • 新型コロナウィルス
  • 雑記その他
食べ散らかされたキャッチフレーズの数々

9月に入り、晴れた日の陽射しはまだきついが、
朝夕の風はさすがに涼しくなった。

9月13日・日曜日のオラッチェ風景。
休日に限れば、お客さんの数は確実に戻りつつある。

カメラを向けると、一瞬じっと構えてくれる
ヤギのキャンディ。

彼ら彼女らもしっかり学んでいるのか、
ちゃんとポーズなんかとられると、
こちらはエサで返さないと五分にならない気がしてくる、
そんな圧力すら感じさせる。
でも、「そこら辺の草はやらないで下さい」との
注意書きもある。
草ならなんでもいいというワケではないようで、
テキトーにむしって与えると、下痢したりするのだ。
エサはただしく、王国の畑で育てた無農薬野菜を
購入していただかなければならない。
しかしオッサンが一人でエサやってる光景なんて、
お客さんが引いてしまうだろう。
「悪いね、キャンディ」と、背中に視線を感じながら
そそくさと立ち去る。。。

 

イネもすっかり実ってきた。

下旬には、丹那盆地の田はほぼ収穫が終わるだろう。
赤とんぼは山に上り、
あっという間に盆地はすっかり中秋の風景となる。
そして僕もまた一つ、年を重ねるのだ。
早いね、早すぎる・・・

このブログも、気がつけば一ヵ月のブランクだ。
なんともせわしない日々・・・
手元の手帳のメモをたぐっても、
もう日々の新型コロナ感染者の数は記録されてない。
疲れてきたか・・・否定できないところだ。

この間、コロナ関連で記されたメモは2件。
日本感染症学会の学術講演会で、理事長が
「第2波の真っただ中にいる」と発言されたこと(8月19日記)。
そして8月の感染者数が3万2161人で、
7月の1.8倍に上ったこと。
死者数は7.4倍。
中高年に、また地方にも広がっている、と(9月1日記)。

一方で気になっていることがある。
コロナの影響で売り上げや収入が減った事業主
あるいは個人への「無利子・無担保・保証人不要」
かつ一定期間の返済据え置きといった条件での
「特例」貸し付けの、将来への影響である。

個人への貸し付けでは申し込みが殺到しているらしい。
事業所関係は、立ち寄った信用金庫さんの話によれば、
一時急増したものの今は落ち着いてきているという。
そう言いながらも、さりげなくチラシを渡される。
「単月だけでも(前年より)15%下がっていれば
 受けられますよ」と。
残念ながら、いや幸い、我が社はプラスで来ているので、
利用できない。
しかし・・・それでいいのかと思う。

これで一時しのぎはできたとしても、
またいっとき返済が猶予されたとしても、
いつかは返さなければならない「借金」である。
貸すほうも、最後は国が補償してくれるからと
ここぞとばかり貸したがっているように見える。
これで近い将来・・「借りたも地獄」が待っているとしたら、
どんな社会の姿が見えてくることだろうか。
入り口での、もっと有効な施策がなかったものか。
いずれにしても、これは健全な資本主義ではない気がして
しょうがない。

我が社の決算処理をお願いしている税理士さんが言った。
「じゃぶじゃぶ税金つぎ込んで、そのうち
 どっかで取り返そうとしてきますからねぇ、きっと。
 どうなるんでしょうねぇ・・・」

 

この間、コロナ以上に僕の手帳を埋めたのは、
やはり国政をめぐる動きだ。
8月28日、安部首相が辞任を発表した。
病気が原因となれば、お見舞い申し上げるしかないが、
正直、「逃げ切られた」感は否めない。
突然の発表と世間は驚いているけど、
記者会見をやらなくなってから、政界内では
「もう病気を理由に辞めるしかないだろう」と、
まことしやかに囁かれていたんだとか。
なんなんだか・・・

数々の威勢のいいキャッチフレーズを、
中途半端に食べ散らかしてテーブルに残したまま、
パーティ会場から忽然と立ち去られた。
そんな風景を見る思いである。

アベノミクス3本の矢
戦後日本外交の総決算
働き方改革
全世代型保障
一億総活躍社会
女性活躍社会
待機児童ゼロ
岩盤にドリルで穴を開ける(どういう意味だったっけ・・・)
地方創生
人づくり革命
攻めの農業・・・・・
キレイに平らげてくれた料理は一皿もない。
主人から置き去りにされた言葉の数々が、
収まり悪く宙に佇んでいる。

評価する方もおられる経済政策だが、
内実は株高と円安、つまりは投資家と輸出産業に
肩入れしたものでしかなかったのではないか。

その間にも、もり・かけ・さくら、
公文書改ざんに廃棄・隠蔽、
特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、等々等々、
何とも “ヤバい感” 満載で達成した首相最長記録だ。
「忖度」(そんたく、相手の心中を推し量る)という、
本来は美しい意味で使われていた言葉も、
すっかり汚れてしまった。

病気なら致し方ないが、そうであるなら
最長記録達成にこだわらず決断してもらいたかった。
今のこの国の政治家には「美学」がない。

翌日の報道には、さらに驚かされた。
世論調査で内閣支持率が跳ね上がったのだ。
政治に対する評価は、政策の内容と影響も含めた結果、
行動や姿勢等への評価として下すもので、
個人への同情で投票するものではない筈だが。
暗鬱な気分に陥ったのは僕一人だろうか。。。

 

ここまで書いて、迷いが生じた。
こんなふうに思いのまま書きなぐってしまって、
いいのかしら。

逡巡したまま、放置した日が続いた。

ま、いいか。これがワタシなので。

この状態では次に進めないので、開き直って、
書いた9月14日付でアップさせていただきます。

吹っ切ったところで、次は野党にもひと言、
申し上げたき儀があります。

 

6月に「大根の花畑」と化してしまった畑では、
ナスが生長してきている。
丸なすに長なす。

無事、食卓に届くことを祈る。

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