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コロナ禍での模索

2020/07/19
  • 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ
  • 新型コロナウィルス
コロナ禍での模索

6月末から降り続く雨。
途中、一日だけ晴れ間を見たが、その日(7/12)も夕方から雨。
とにかく毎日、雨、雨、雨、あるいは「曇りのち雨」の連続。
今年の梅雨前線はしつこい。
いやこれも、気候変動の影響のようだ。

九州を襲った豪雨による災害からも2週間が経ち、
死者は77名を数え、2千人以上が避難所生活を強いられている。
コロナ禍での避難所生活は、どんなにしんどいことだろうか。
報道も少なく、こちらの想像も追いつかない。
亡くなられた方々にはご冥福を、被災者にはお見舞いを、
そして避難所から感染者が出ないことを、遠方から祈るばかり。

コロナ感染者数は日々「最大」を更新し、
17日には東京都だけで300人に迫ってきた。
一方で自治体の対策財源は底を尽きかけている。
気になるのは、医療崩壊である。
医療体制が崩れたら、どんな施策もうまく回らない。
経済活動にアクセル踏めるのは、インフラが安定してこそ
出来ることだから。

 

6月16日から再開した酪農王国オラッチェも、
まだ時間短縮かつ注意を呼びかけながらの営業が続く。

酪農の里らしく、
牛一頭分の「ソーシャルディスタンス」が呼びかけられている。

ここはやっぱ
「フィジカル・ディスタンス」と書いてほしいところだけど。。。

 

そして昨日(7月18日)、
人気の「とうもろこし畑の巨大迷路」が開園。

開園直前に台風でやられてしまった一昨年の記憶もまだ新しい。
長雨の中で心配したけど、何とかオープンに漕ぎつけた。
75m × 75m の「コーンの森」の誕生だ。

しかしこの “ 丹那の夏の風物詩 ” も、今年は
マスクに消毒、お客様同士の接触回避と、スタッフの緊張は解けない。
「感染防止」と「経済(事業)」の両立とは、
厳しいストレスとのたたかいでもある。

「とうもろこし畑の巨大迷路」は8月いっぱいまで。
短くなった夏休みですが、
ちょっとした “ コーンの森 ” 体験、なんてひと時はいかがでしょう。
周囲のヒトに注意しながら・・ですが。

なお、このコーンはヒト用ではありません。
閉園後は速やかに刈り取られ、牛たちの食料として蓄えられます。
ここ丹那では、遺伝子組み換えのトウモロコシは使わない、
その意思を持った酪農家が健在なのです。
彼らを支えるのは「消費者の支持」以外ありません。
迷路で遊んでくれた畑は、自給飼料の確保につながっている。
そんな仕掛けに、乗ってほしい。

 

お隣のハーブ園では、
5万本の花が咲き乱れた『丹那のお花畑』期間が、
雨風の影響で早めの終了となって、“ しばしお休み ” 状態。

わずかに残って咲いていたのは、キク科の「エキナセア」。

別名「ムラサキバレンギク」。
花の形が馬簾に似ているから、らしい。
天然の抗生物質とも言われ、
メディカルハーブの代表格とか。

次にハーブ摘みが楽しめるのは、秋でしょうか。

こんな「迷路」企画もハーブ園も、
この地の資産を維持する取り組みに他ならないんだけど、
今年は厳しい経営状況である。
ベースアップもボーナスも返上して、
若いスタッフたちは頑張っている。

 

そんなオラッチェの悩ましい日々を肌で感じつつ、
我がフルーツバスケットは、
連日「かき氷シロップ」の製造に追われる季節。

巣ごもり需要のせいか、
親会社(大地を守る会)や生協さんなどの宅配部門は受注が伸びていて、
長引く梅雨でも、夏季商品はまずまずの売れ行き。

そんな中での、今年の新作は「桃のシロップ」。

大地を守る会の “ 顔 ” とも言える生産者の一人でもある
久津間紀道さん(山梨県笛吹市)の桃を使って、
無添加で仕上げたこだわりの一品。

毎年この時期になると、久津間農園まで直接桃を引き取りに行く。
今年は3回往復する予定。

弊社ウェブストアでもご注文いただけます。
ぜひ一度ご賞味ください。

 

丹那牛乳(JA函南東部)と酪農王国㈱、
㈱フルーツバスケットという3社の、
もっと強い連携強化を、僕はいま提案している。
「地域」を引き受けるために、出来るだけのことをやる、
そのために。

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