大内文雄さんの訃報に

公開日: : 最終更新日:2018/05/05 未分類, 生産者・産地情報

2日前、訃報が届く。
山形県白鷹町「しらたかノラの会」代表である
大内文雄さんが亡くなられた。

昨年11月に大阪で開かれた
「関西よつば連絡会・秋の交流会」でお会いした時には、
元気に壇上で発表していたのに、
その後体調を崩され、入院後は一気に病状が悪化し、
ついに帰らぬ人となった。
治療方法のない難病だったと聞かされる。

PCに保存してあった文雄さんの写真。

撮ったのは2014年1月22日
なんと・・前代表・加藤秀一さんの告別式で挨拶している姿だ。
あれから4年。
まさかこんなことになろうとは、早すぎる。

今日、現地で葬儀が行われた。
僕は仕事の都合で出向くこと叶わず、
急ぎ生花を手配し、たむけさせていただいた。

文雄さんは福島県二本松市の出身。
「二本松有機農業研究会」代表・大内信一さんは
文雄さんの兄貴である。


(大内信一さん。撮影は2011年12月18日

若い時にインドで有機農業を実践した経歴を持つ。
29年前に白鷹に入植。
そこで出会った加藤秀一さんに師事し、
2006年、秀一さんや仲間とともに
「ノラの会」を設立する。

信一さんやご家族もさることながら、
ノラの会の人たちの悲嘆はいかほどだろうか。
加藤秀一、大内文雄の遺志を継いで、
頑張ってほしいと願わずにいられない。

尊敬する先輩や師と仰いだ人の死は、悲しい。
しかし同世代に先立たれるショックは、重くこたえる。
しかし、、、これも宿命というやつなんだろう。
逝った人の思いを胸に留めて、
忘れずに生きていくことが彼を生かすことだと信じて、
どれだけあるか分からない自分の時間を
生きなければならないと思う。

合掌

Comment

  1. 森田とも子 より:

    加藤さんを偲ぶ会の折、赤湯駅へ運転手をした森田です。わずかでもご記憶あれば幸せです。車中これから離婚します宣言し、実現して4年過ぎました。文雄さんも見送り、次の自分のために信一さんの畑を学びたいと今日も二本松にいきました。美恵さんの口からお名前をききふと検索したら大内文雄さんの写真みつけました。お話する機会がまたあれば、と勝手ながら思いました。

  2. エビちゃん より:

    森田さん
    お久しぶりです。コメント有り難うございます。赤湯駅まで送っていただいたこと、覚えてますよ。離婚します宣言に驚かされたことも。
    夏には久しぶりに二本松に伺おうかと考えています。お会いできると嬉しいですね。文雄さんはこの輪の中にいる、そう思って頑張りましょう。お元気で。

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