今年の3.11は-

公開日: : 最終更新日:2018/02/18 未分類

やっぱり、、ひと言なりでも記しておきたい。
2月10日、作家・石牟礼道子さんが亡くなった。
90歳。
長く闘病生活にありながら執筆を続けておられたが
(報道によれば渡辺京二さんらによる口述筆記だった)、
とうとうお別れの日がきてしまった。。。

僕にとって水俣病と石牟礼さんの作品は、
青少年期に出自を自覚させ、生きる上での立ち位置を示唆
してくる、磁場のようなものとして存在していた。
一度もお会いすることはなかったけど、
この場を借りて衷心より哀悼の意を捧げます。

 

2月15日、前夜未明より嵐のような突風が吹く。
どうやら春一番だったらしい。
少しずつ日も高くなってきて、
伊豆の河津桜も見頃を迎えつつあるようだ。

フルーツバスケットの製造部門では、
静岡県内各地の生産者(団体・個人)からの依頼による
みかんジュースの製造が続いている。
自社分のジュース製造も終え、終盤戦に入ってきた。
今年のミカンは全国的に不作が伝えられ、
海外産の加工原料まで高騰しているけど、
我が社への依頼製造量を見る限り、
産地によって凸凹あるも、全体数量は落ちてない。

ただしその背景には気をつけておきたい。
ミカンそのものの消費減少に加えて、
生産地では高齢化に拍車がかかっている。
ジュース加工の依頼が消えた時、
他社に依頼先を切り替えたんだったら、まだいい。
我々の努力不足を反省しよう。
しかし、一つのみかん山が放棄された結果だとしたら、
これは我々の持続可能性に関わる問題である。
製造(=生産)は消費と違って、少しずつ減るのではない。
ある年、ある産地のまとまった量の依頼が、パタっと消えるのだ。

加工は一次産業にどうコミットすればいいのか、
すでに加工者としての生き方が問われる時代にあることを、
しっかり自覚しておきたいと思う。

 

さて、今回はご案内を二つ。

昨年12月8日にレポートした日本未来科学館の
科学コミュニケーター・池辺靖さんから、
3月10日(土)に開催するシンポジウムの予告をリリースした
とのことで、案内をいただいた。

日本科学未来館「Lesson #3.11プロジェクト」シンポジウム
『原発事故から7年、放射の汚染の状況はどこまで改善したのか』

事故から7年が経過した。
放射性物質の減衰は、人智の取り組みもあってか
予想以上に進んだかに見えている。
しかし実際に放射性物質は何処に、どのように残存しているのか。
農業の回復はどこまで行ったのか。
そして未解明の課題は-。

継続して調査してきた研究者の発表だけでなく、
研究者と直接話ができるプログラムも用意されている。
主催者の姿勢として受け止めたい。

参加費は無料です。
参加方法はホームページより事前申込み制、先着240名。
勝手な意見を出した者として、僕も参加します。
関心が続いていることを示すことが、
調査と研究(者)を支えます。
評価や批評は多様にあっていい。
議論も大いにして欲しい。
しかしそのためにもデータの蓄積(調査の継続と解析・研究)
はしてもらわなければなりません。
一人でも多くの参加を期待したいです。

そして翌日、3月11日は酪農王国オラッチェにて、
今年も復興支援チャリティ・イベントが開催されます。
宮城県石巻市からも例年通りやって来てくれます。
曹洞宗長光寺住職による鎮魂の儀式は午後2時半過ぎから。
たくさんの参加者が楽しんで
飲み食いしてくれることが支援になります。

僕はこの地に赴任した者として、ここで祈ります。
石牟礼道子さんの誕生日に-
よろしかったら函南・丹那盆地にお越しください。

案内2件でした。

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