『大地の芸術祭』の里めぐり ー②

公開日: : 最終更新日:2017/09/05 オイシックス, 食・農業・環境

『大地の芸術祭』の里めぐり、その2。

今回のツアーでは、廃校を利用した展示を
いくつか回った。
それで「廃校が多い地域だなぁ」と
つい漏らしてしまったのだが、
考えるまでもなく、
それはこの地域に限ったことではない。
むしろそれだけ廃校が蘇っていると言うべきだった。

奴奈川キャンパスと呼ばれる元小学校。

ここでは中国ハウス・プロジェクトと称して、
中国のアーティストたちの作品が展示されていた。

地元に住みつき、この地での
娘の成長を撮り続ける女性の写真展も始まっていた。

前回紹介した「脱皮する家」の作者、
鞍掛純一氏の作品も。

意匠が施されてなければ、ただのドアである。
それが想像力を広げる扉になる。

地元の子供たちとも一緒に彫りながら、
彼の作品は今も膨張し続けているようだ。

これは何のいたずらかしら・・・

いや、これも作品なのか!!
・・・・・まいりました。
アートの種は日常に潜んでいるってことか。

こんな感じで、使い古された教材が作品と化して、
各教室ごとに展開されている。
すごい学校だ。

奴奈川キャンパスでは、「FC越後妻有」という
女子サッカーチームも結成されていて、
棚田の維持活動や野良仕事をしながら、
上のリーグに上がるべく練習に励んでいるそうだ。
メンバー集めに苦労していると聞いて、
地元の小・中学校から足の速い女の子をスカウトして
時間をかけて育てるというアイディアが浮かんだ。
棚田を守りながら夢を追いかける女の子たち。
棚田ガールから将来のなでしこを! ちゅうワケよ。
「面白いですねぇ」とは言ってくれたが、
すみません、無責任な思いつきで。

 

屋外にある展示物を、駆け足で巡る。
その数200点はあるとか。

イリヤ&エミリア・カバコフ(アメリカ/ロシア)作、
人生のアーチ」。

うーむ。。。
今も弘法大師(空海)ご存命の土地で育った僕としては、
だから何? っていう気がしないでもないが、、、

むしろ、手前の歴史遺産みたいなものが気になった。

聞けば、過去の作品の残骸だと。
風雪に耐えらえない作品は、展示期間終了とともに
解体して撤去することになる。
この何かの土台はさすがに撤去できなかったそうで、
残すしかなかったとか。
千年後に歴史家がヘンな解釈をしないことを祈ろう。

マダン・ラル(インド)作
平和の庭」。

清川進也作
「山あそびの木琴」。

4ヵ所に置かれてあって、
順番に丸い木の球を転がしながら歩くと、
ある曲が再現される。

そして、この芸術祭の顔として
登場することの多い作品。
「人生のアーチ」と同じイリヤ&エミリア・カバコフ作
棚田」。

解説は作品タイトルをクリックしてどうぞ。

アートは人生を豊かにする。
しかし、その源泉をこの国は失いつつある。
いや、捨てていってるのだ。
ひたすらストレスを増大させながら。。。
それは国の底力の衰えにつながっているようにも
思えてくる。

報告、まだ続けます。

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