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私は「フルーツ加工マスター」

2015/04/07
  • 日々日々フルーツバスケット
私は「フルーツ加工マスター」

昨日6日(月)は朝から大地を守る会の幕張本社に赴き、
会議やミーティングに出て、夜は歓送迎会に主席した。
この時期には行く人来る人移る人と色々あるが、
ローソンから2年間出向で来られていた山口英樹取締役が
ローソン社に戻られるというので、
出ないワケにはいかない。

ローソン社と大地を守る会が業務提携を発表した2年前、
僕は「放射能対策特命担当」という任にあったのだが、
藤田社長に呼ばれ、ローソン社対応の営業窓口を兼務しろ!
とのご沙汰を受けたのだった。
以来、興味津々の周囲の眼を横目に、
僕は山口さんをあちこちの産地にお連れし、酒を飲み、語り合った。
もちろんシビアな営業のプレッシャーも受けていて、
慣れないバイヤーとの商談などもやりながら、
自分なりに大地を守る会の魂と文化を背負って働いたつもりだ。
異文化の国に迷い込んだ心境だっただろう山口さんからは、
逆にプロジェクト・リーダーとしての構えや
目標達成への強い責任感などを学ばせてもらった。

また「放射能連続講座」で講演をお願いした
麻布医院院長の高橋弘先生と一緒に進めていた
「ファイトケミカル」をテーマにした商品化構想は、半年後に
山口さんが新しい商品群「ファイトメンテ」シリーズとして形にした。
僕らはたぶん、両社の一番濃い部分をぶつけ合いながら
付き合っていた。
山口さんとは握手して別れないといけない、そんな気持ちだった。

歓送迎会ではしかし、僕は飲むワケにはいかず(実は車だったので)、
ノンアルコールビールでスタートしたのだが、
周りの攻めに抗することができず、
意志の弱さも手伝って遂に日本酒に手を出してしまった。
結果、何人かの仲間と幕張のホテルに宿を取った。
もちろん、自腹で。

そして問題は、今日の朝だ。
実は朝の8時半に、ラジオ局のFM静岡(K‐MIX)から
生の電話取材を受ける予定になっていた。
8時には会社に連絡が入り、電話回線の確認をする段取りだ。
焦りながらラジオ局とホテルのフロントに連絡し、
部屋で受けることに成功した。

K‐MIXの女性担当者はこちらの心境はお構いなしで、
「出張先まですみませ~ん」と段取りして、
8時27分には男性スタッフから
「本番3分前です。そのまま切らずに待機してください」
との指示。

確認した台本は頭だけ。
「パーソナリティの高橋正純・DJズミから定番の
“ あなたは何のマスターですか ” というとぼけた質問から入りますので、
『はい、私は〇〇マスターです』と答えてください。
あとは流れでいきます。」

〇〇マスターの名称は、事前に打ち合わせていた。
  何て呼べばいいですか。
  ・・・ああ、エビスダニさんの説明は分かりにくいですね。
  “ フルーツ加工マスター ” ってどうですか。あ、いいですね。
  それでいきましょうか、ね!
こういう女性に男は弱い。しっかり誘導されてしまった。

きっかけは、
福島県二本松市「羽山園芸組合」のリンゴをジャムにしたこと。
それをラジオ局が拾ってくれたのだ。
ただ今回の直撃インタビューのコンセプトは、
フルーツ加工のプロとして紹介したい、ということである。
私の性格からして、当然受ける。咳払いなどしながら。

FM静岡。県民には「K‐MIX」の愛称で親しまれている。
平日の朝の番組「モーニングラジラ」(ラジラってなんだ?)
の中、8時半から10分間、
「SUZUKIマスタートーク」(スズキ提供)なるコーナー。
毎日一人、様々な分野のプロ(マスター)に登場してもらい、
仕事の内容やこだわりなどを聞き出すんだと。

電話口からコマーシャルソングが流れ、来たぞ、DJズミの声。
「戎谷さん、お早うございます。
ところで戎谷さんは、何のマスターですか?」
「ハイ、えと、フルーツ加工マスター・・と言わせてください (‘◇’)ゞ」

恥ずかしさで戸惑った心境をスルーしてくれるプロ。
「ほう。フルーツということは果物ですね。どんなお仕事を~」
あとは流れで。。。

正味8分間の電話インタビュー。
契約農家が農薬を抑えながら作った果物を、
添加物も使わず、味と栄養価を損なわない加工法で、
ジャムやジュースに仕上げます。

- いま自慢の製品は何ですか?
そこで「りんごジャム」で福島農家を支援したことも
紹介させていただき、函南にある「酪農王国オラッチェ」で
お買い求めできることも忘れずに伝えて、、、
DJズミにフォローされながら、
まあまあ無難にやれたか、という感じで終了。
ふ~とため息。

函南までの帰り道は、冷たい雨だった。
箱根新道から十国峠あたりは深い霧に覆われ、視界ゼロ状態。
花冷えには寒すぎる。

桜は散って、仮住処の前は桜の絨毯と化していた。

20150407桜散る①

20150407桜散る②

こんなふうにせわしなく新年度が始まっている。

 

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