平和のネットワークは可能だと信じて

公開日: : 最終更新日:2015/02/13 あんしんはしんどい日記, 雑記その他

後藤健二さんが殺害された。

・・・と、2月1日に1行書いたまま、手が止まってしまった。
思考が錯綜し、胸が痛み、
あとの言葉を探しているうちに事態は日一日、
いや刻々と進んでゆき、
もはや誰の手にも負えない情勢となってしまった。
これが21世紀の地球の姿なのかと、慄然とする。

「イスラム国」の残虐な行為は許される余地がない。
捕虜として扱うべき(人質ではない)パイロットを焼き殺し、
本来は自分たちにとっても益になるかもしれない
人道支援活動家やジャーナリストを人質に取り、
交換価値がないとなるや簡単に殺害する。狂気の世界だ。
世界中が非難の声を上げ、激しい空爆が始まった。
しかしまたこれで、たくさんの無辜な人々が巻き添えにされる。

現場の状況や生の声を伝えるジャーナリストがいなくなる。
これから僕らは、各国政府や海外メディアから流れてくる情報と、
「イスラム国」から発せられる声明などによって、
事実を探るしかない。
大本営発表とネットに乱れ飛ぶ不確かな情報に振り回されながら、
現地の人々がどんなふうに生きているのかを知ることもなく。

その間にも外国人戦闘員は世界中から湧き出てくる。
アメリカからも、ヨーロッパからも、アフリカからも。。。
「テロには屈しない」と力説しつつ、
一方でテロリストを産み落とし続ける社会があるのだ。

日本も、安倍さんの行動と言説によって、
対立構造の真っただ中に突入してしまった。
外国に居住する日本人から旅行者まで、そして
輸出産業すべてが標的の対象になったことの意味を、
総理は理解しているんだろうか。
12月の段階で後藤さんが拉致されたことを把握しながら
取った今回の行動は、はたして適切だったのか。
そして交渉の過程はどうだったのか。
しっかり検証されなければならないと思う。

今日も何人かの子供が、
恐怖の中で生命を絶たれているのだろうか。
いま世界は、未来を傷め続けている。
平和のネットワークを、粘り強く築いていくしかない。
~なんて、ただの戯言に聞こえるだろうか。

しかし、創り出されつつある新たな未来もある。
それは目の前に開かれている。
古いエネルギー観(オイルの呪縛)や社会発展論から
感性を解き放して、進みたい。

後藤健二「ダイヤモンドより」

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