山って誰のものなんだろう‥

公開日: : 最終更新日:2021/07/13 日々日々フルーツバスケット, 食・農業・環境

本日(7月9日)、
パートさん含め従業員全員に、無事、夏季賞与を支給。
何となく気持ちがひと段落した一日。
ボーナスもらって一喜一憂していた頃が懐かしい。
ああ、僕もボーナス欲しい・・・

それにしても税金やら年金やら、引かれる額の多いこと。
これからもますます、国民の社会負担は増えていくことだろう。
申し訳ない気持ちになったけど、オレのせいじゃない。
「文句は国に言ってくれ」と、捨て台詞など吐いてしまった。

「選挙行ったって、なんも変わらないスよね」と言う若者に、
何度でも、ワタシは言いたい。
「いや、変わっていく。行かないと、悪くなっていくんだ。」

君はけっして “ 中立 ” なんかじゃない。
無関心層はいつでも「勝者の支持者」に組み入れられることは、
知っておいたほうがいい。
民主主義というのは、一人一人が自分の意見を持っていい社会であって、
しかし他人任せではそれが守れないという、しんどい仕組みなのだ。
互いを認め合うためにも。

 

熱海での土石流災害の救出活動が、
一週間経った今も、続いている。

今日の段階で、死者9人、安否不明者20人。
雨も断続的に続き、土砂を含んだ水が川になって流れ続けている。
捜索は長期化しそうである。

安否不明者のなかには、
その日そこにいたのかも分からない人たちがいる。
もしかして、リモート業務中心になって
東京から逃れてきていた人がいても、
ご近所との交流がなければ分からない、ってことか。。。
都心に近い別荘地ゆえの現象。

いや、とはいえ、さすがにもう一週間だ。
家族や会社関係者から行方不明の連絡があるだろう。
ということは、言うのもつらいけど、
まだこの土砂の下に何人もの人がいる、ということか。
一日も早い天気の回復が待たれる。

土石流を大きくした原因として、崩落の起点部で行われた
「開発による盛土(もりど)」が取りざたされている。

盛土が行われたのは2009年から。
神奈川県小田原市の不動産会社が、谷筋だったその土地を取得し、
申請を出して、土砂を運び始めた。
その前には森林の伐採が行われている。
盛土の理由、つまり何のための開発だったのかは明らかにされていない。

その後、基準以上の盛土がなされ、また産廃の混入も判明して
何度か行政指導を受け、11年、東京の
「建設会社を傘下に持つ持株会社のオーナー」に売却された。
現在のオーナーは盛土されたことを把握してなかったという。

当初は、近隣に建設されたメガソーラーとの関係も疑われたが、
今のところ関係はないようだ。
とはいえ、ああいう山の傾斜地で、森林を伐採してのソーラー設置
というのは、健全なものとは言えない。

崩落起点の写真を見れば、道路が遮断されている。
盛土の目的である「開発」とは、はたして何だったのか。
特段の開発もされないまま転売されたとは・・・
行政が、違反を把握しつつも規制しなかった経緯も疑問が残る。
厳しい調査を望まずにいられない。
わたしの中では、産廃処理への疑いが膨らんできている。

このように山林に盛土された土地が、全国各地にあるらしい。
全貌はつかめていない。
山っていったい誰のものなんだろう・・・
たとえ個人の所有者はいても、そこは水資源の源であり、
広大な炭素貯留銀行であり、人も含めた生物の共有財産的性格を持つ、
つまり “ コモンズ ” だろう。
やっぱ「みんなで守る」という意識を再生させなければならないと思う。

 

ブログ再開と同時に報告しようと思っていた話題。
実はこれも山林にまつわる話である。

ここ数年、放置されるばっかりの竹林から資源を発掘して
商品化する、という取り組みができないか、あれこれ考えてきた。

しかし、ただ思案するだけでは埒(らち)が開かない。
本気で動き始めたのは昨年秋から。

一発目に考えた企画は、幼竹(若竹)を使っての「メンマ」の開発。
これは全然オリジナルな発想ではなくて、
いま全国的に、競うように「ご当地メンマ」が生まれ始めているのである。
どこも、竹林を何とかしようと、飛び火のように広がっている。
それだけ日本中の竹林が荒れていっていることを示している。

何番煎じになろうが、
伊豆には伊豆の「ご当地メンマ」があっていいだろう。

 

具体的な行動は、東京・日本橋の老舗の佃煮屋さんである
遠忠食品」さんへの訪問から始まった。
大地を守る会時代からの古い付き合いである。

僕が国産メンマの可能性について調べていたときに、
遠忠食品さんはいち早く「国産味付けメンマ」の商品化に漕ぎつけられた。

大地を守る会の菅原商品本部長に開発の意思を伝えたところ、
「あれ、遠忠食品さんから提案があったばかりですよ」と聞かされた。
「やられたぁ!」と思ったワケだけど、いやむしろ、
メンマを実現するには格好の先生ができたんじゃないか、と考え直した。
実現しやすくなった、と。

 

訪ねたのは今年の1月15日。

            (上記2枚の写真は遠忠食品さんのHPからお借りしました。)

 

スミマセン、続きは次回に。

荒廃(荒れて広がる)が進む竹林から、宝物を発掘する。
その突破口としての、仮称「伊豆・里山のメンマ」の実現。
これはけっして第1章(メンマ)だけで終わらせない。

 

新しい挑戦を始めて、僕はけっこうワクワクしている。

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