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(遅まきながら)嫌いな「獺祭」に一票

2021/06/30
  • あんしんはしんどい日記
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(遅まきながら)嫌いな「獺祭」に一票

いや、参った! ヤバい! ブログを再開せねば・・・

「大地を守る会」時代、2007年6月末に
ブログを始めてちょうど14年。
アップした記事1200本余り。
調子に波はあったけど、こんなスランプは
今までなかった。
仕事に集中していただけでなく、
とにかく世間の流れに自分の思考というか整理能力が
ついていけなくなっていた。

再開すること自体考えられなくなりつつあったとき、
背中を押してくれたのは、我が社のホームページに入ってきた
ひとつの商品レビューだった。

もろこし畑おいしかったです。
とうもろこしは遺伝子組み換えが多く、
スーパーでは安心して買えませんでしたが、
私が信頼しているお店が貴社の商品を取り扱うようになり、
貴社の社長さんのブログを読んで、
こちらの会社なら信用できると更に安心しました・・・

ブログを読んで「安心しました」って・・・
グッときてしまった。

「安心」はコミュニケーションの「努力」によって生まれる、
なんて偉そうに書いたけど、
その努力は「継続」させなければ意味がないことを、
教えてもらった気がした。
たかがブログだけれど、書き続けようと思ったのだった。

 

改めて14年前の、初日に書いた2本の記事を読み直す。
今よりずっとイイんじゃないかしら・・・

これからはあまり思い悩まず、
気持ちの流れに任せて書き進めてみようかと思う。

 

年度変わりに仕事に集中して・・・
と書いたことで、経営が大変なの? コロナの影響? と
心配して聞いてこられた方がいた。

そうか・・・そう思われちゃうよね。
まだまだ甘い経営者だ。

まあ、しんどかったのはたしかだけど、昨年度の成績は、
自分的には “ 何とかそこそこ ” な結果だったかな。
(すみません、微妙なニュアンスを読み取ってください。)

相撲の星取表になぞらえれば、8勝7敗といったところ。
それに倣ってこの3期6年間をトータル勘定してみれば、
大勝ちした年もあれば大負けの年もあり、
やっぱり9勝6敗と8勝7敗の中間あたりか。。。

この数字は決して “ 無難にやってきた ” という意味ではなく、
何度か勝負に出た(あるいは出なかった)結果であります。
経営というのは至る所に “ 罠 ” があって恐ろしく、
また実に孤独なものだということも、学んできた次第です。
とりあえずは、まだへこたれてはいませんので、どうかご安心を。

 

酪農王国オラッチェに、少しずつ子供たちが帰ってきた。

こういう風景を見ると、平和の有り難さを実感する。
平和もまた「努力」によって維持されるのだと、
肝に銘じたりして。。。

 

ここで、ブログ休刊(?)中に拍手を送った記事を一本、
記事といっても意見広告だけど、上げておきたい。

銘酒「獺祭」(だっさい)で有名な旭酒造さん(山口県岩国市)が、
5月24日付「日本経済新聞」朝刊に出した意見広告。

“ 私たちは、日本の飲食店の「いのち」と共にあります。”

意見の全文は旭酒造さんのHPでご確認願うとして、
要点はこんな感じ。

グローバル化よりも「ローカル経済圏」の再生・復活こそが、
日本の豊かさを取り戻す道である。
ローカル経済圏を支える一つの産業が飲食業界だが、
いま飲食店は、いじめのように厳しい営業制限がかけられている。
(「制限を課している職員たちそのものが、深夜遅くまで会食を
  続けていたことが、この制限の実効性を信じていない証左」
  という記述に、相当な怒りが感じられる。)

このままでは、飲食店や、それにつながる納入業者が、
コロナ禍の最大の犠牲者になる。
世界でもっとも安全で豊かな外食文化と評される我が国の
飲食業界の、長年にわたるたゆまざる努力のたまものが、
崩れ始めている。耐えられない。

感染も倒産も抑える、意味のある制限策に見直して欲しい。

飲食店を守ることも、「いのち」を守ることにつながっている。
地域社会を支えている声なき多くの人たちの「命」も、救いたい。

 

「獺祭」という酒は、つい「嫌い」と言ってしまう酒だ。
独自の手法で造られたキレイで美味い酒だけど、
日本酒にこだわる飲食店で人気を博してから
やけに高くなって、おいそれと飲めなくなった。
そこで負け惜しみもあって「嫌い」と言ってしまう。
価格が上昇したのは蔵元の責任ではないことも承知しつつ。
(蔵元からの直接仕入れで、妥当な値段で売っている
 酒屋さんがあることも知っているけど。)

そんな「嫌い」な酒蔵が、投じた一石。
自分の娘が板前さんと結婚して、
二人で小さな居酒屋を営んでいることもあって、
つい感情移入してしまったところもあるけど、
内容は間違っていないぞ。
大枚はたいて出した果敢なる行為に対して、
遅まきながらでも、敬意と賛意を表明しておきたい。

お酒を飲まない人(菅総理もそうらしい)には
どうでもいいことかもしれないが、
日本の食文化を豊かにさせてきた誇り高き料理人たちは、
ちゃんとルールを守っている。
旭酒造・桜井社長が示しているように、
飲食店からの感染率は、実は低いのだ。

むしろ「改革」の名のもとで
日本の地域医療と保健体制を弱体化させ、
ワクチン開発への支援も後退させてきた、
「政治」の危機管理の劣化(いや、切り捨て)に対してこそ、
僕としては責任を問いたいと思うのである。

消費税だけでなく、いろんな形で国民負担は重くなり、
格差は広がり続け、誰もが「安心」して暮らせる社会は、
どんどん遠のいていってる。

スポーツファンであろうと
五輪開催を喜べない心情が貴君に分かるか、と
叫んではおきたい。

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