宣言・・・

公開日: : 最終更新日:2020/12/17 あんしんはしんどい日記, 雑記その他

私は言っておきたい。
ある国の文明度を測る基準は、どれほど高いビルがあるか、
どれほど速い車があるかではない。
どれほど強力な武器があるか、
どれほど勇ましい軍隊があるかでもない。
どれほど科学技術が発達しているか、
どれほど芸術が素晴らしいかでもない。
ましてや、どれほど多くの人が世界各地を豪遊して
爆買いするかでもない。
ある国の文明度を測る唯一の基準は、
弱者に対して国がどういう態度をとるかだ。
-方方(ファン・ファン)著
『武漢日記 -封鎖下60日の魂の記録』から-

今年、アルベール・カミュの『ペスト』の再読から始まって、
コロナに関する書籍を10冊ほど読んだが、
一番心に刺さったのが、上記の言葉である。

私たちは武漢の人たちのように助け合っているだろうか。
また感染者に対して差別なく接しているだろうか。

患者が病院から動画をアップする。
感染した医師が、ユーモアを交えて体験談を語る。
亡くなった医師の家族を
「我々が面倒みるぞ!」と叫ぶ市民がいる。
街じゅうを駆け回るボランティアの存在。。。

「日本は中国を批判する資格はありや」
と前回書いたけど、本音を言えば、
「もしかして日本は武漢(中国)以下なんじゃないか」
という疑問が拭えない。
(決して中国の国家体制を評価しての弁ではなく、
 同調圧力や自粛警察などに見られる「民意」度に対して
 思うことである。ちなみに方方氏は、中国の官僚組織に
 対しても激しく罵倒して、圧力を受け続けている。)

こんなふうに自国の姿を恥じてばかりいると、最近は
まるで「非国民」かのように非難してくる人がいる。
まあね、「左」だと指さされるのは想定内だけど、
「非国民」はないでしょう(笑)と思う。

しょうがないので、ここで念のため、
きっぱりと宣言しておきたい。
「私は愛国者です!」と。

僕が信奉するのは、高知県窪川町(現・四万十市)で、
「窪川原発」建設計画を阻止した 島岡幹夫さんの生き方 だ。
彼は大阪府警の公安(僕のような反体制の監視と取り締まり部署)
出身であり、自民党地区支部の広報部長まで務めた
“ バリバリの右翼 ” だったが、
地元に持ち上がった「原発計画」に対して
「断固阻止!」を宣言して離党してからは、
自らを「愛国共産党」と称した。

何より郷土の山河を愛し、「農薬はあかん」と思ってからは
徹底して有機農業に挑み(認証制度には関心を示さず)、
政敵を憎まず不正を憎み、町議を全うした。
今も山林再生やアジアへの農業支援に対する意欲は
衰えていない。
僕は、島岡幹夫を「真の右翼」として尊敬している。
(まあ今や、右も左もほぼ意味ないと思っているけど。)

スロベニアの哲学者、スラヴォイ・ジジェク氏が、
こんなふうに語っている。

自分の国を愛するのではなく、恥じることこそが、
国に帰属している本当の証しなのかもしれない。
-『パンデミック』(斎藤幸平監修)より-

偉そうに私見を付け加えさせていただけるなら、
恥ずべき権力に盲目的に追従・忖度する連中は、
ほぼ愛国者とはほど遠く、右翼でも左翼でもない、
厄介な「奴隷」である。
菌の世界にいる、大多数の「日和見(ひよりみ)菌」
のほうが、ずっと健全だ。

僕を「非国民」と呼びたい人への、これが答えである。
言いたいことがあるなら、表へ出ようじゃないか。

また、上場した親会社からの圧力を心配される向きには、
「そんなケツの穴の小さい会社ではない」と
(信じて・・・)言っておきます。
だって未来を創る会社のはずだから(-と信じてます)。

 

昨日(12月4日)は、
アフガニスタンで人道支援に取り組んできた
中村哲医師 が凶弾に倒れて一年、の日だった。
この人の解説は、もはや不要ですね。
中村さんが今のコロナ禍での世界、そして日本の姿を見て、
どんなふうに語るのか、聞きたくてしょうがない。

函南でも11月14日(土)に、
中村哲さんを偲んでの写真展が開かれた。

参加者は寂しい気もしたが、
静岡の小っちゃな町でこういう企画が催されることは
ちゃんと賛同・支持しておかなければと、
参加費無料ながらも、わずかながらカンパを置いてきた。
感謝の気持ちも込めて。

アフガン現地の治安は、今も不安なままである。
それでも中村先生の遺志を継いだ人たちが、
灌漑作業の継続と農業支援を続けている。

今年の8月には開発地で土石流が発生したが、
築いた伝統技法での護岸は崩れることがなかった。
アフガンの地元住民たちは
「やはり中村先生は正しかった」と讃えたとのことだ。

薬よりも水(生きる根源)を。
銃弾よりも用水路を。
憲法9条が私を守ってくれている。。。

そう説きながら築いた用水路が
1万6500haの砂漠を緑地に変え、
人々が戻ってきた。

僕は言いたい。
こういう活動にこそ、ノーベル平和賞は与えられるべきだと。

一年前にも書いた、中村医師の「大和魂」を、
忘れないようにしたい。

コロナウィルスに翻弄されるなかで、
もう一度振り返り、自らを叱咤する。

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