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エビちゃん日記

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土台を・・・

2020/11/29
  • あんしんはしんどい日記
  • 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ
  • 新型コロナウィルス
  • 日々日々フルーツバスケット
土台を・・・

11月20日、手むきみかんジュースの製造が始まった。
我が社では、これが冬に入ったシグナルとなる。

自社製品の製造に加えて、
県内外の生産者からの製造依頼も入ってくる。
今年はわりと豊作気味の様子。
ていねいに処理して、良い製品にしてお返しすること。
これが我が社の仕事、地域の農業と経済への貢献である。
この冬もしっかり頑張りたいと、
入荷したみかんを見て気持ちを新たにする。

 

ここでもう一つ、宣伝をお許し願いたい。

先月紹介した「丹那のゆずバタークリーム」が、
農林水産省主催の
フードアクションニッポン・アワード2020
100選に選ばれました。

天城・湯ヶ島地区のユズ。
高齢化とともに耕作放棄が続く遊休地に
ユズの木を植える活動が続けられてきたが、
なかなか商業的な利用が実現できず、
3年前から酪農王国オラッチェとともに
商品の共同開発に取り組んできた。

依頼を受け、
少々難儀したけど(僕ではなく製造スタッフが)、
何とか完成させた。

大賞に残るかどうかは分からないけど、
ま、貢献はできたんじゃないかと思うところです。

こんな仕事を続けながら食えていけるなら、
本望というもので。

ーーーーーーーー

さて、前回(11/18付)書いてからさらに、
立て続けに1日の新型コロナ感染者数が記録を更新し続け、
病床のひっ迫とともに日本医師会の会長が
「GoToトラベルが急増のきっかけになったことは間違いない」
との見解を示し、続けて
政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会までが
運用の見直しを求めたところで、
政府もようやくGoToキャンペーンの見直しを表明した。

もう何度も書いたように思うが、
やっぱ政策の順番が違う。
経済回復を目指すにも社会基盤の安定が欠かせない。
医療体制をがっちり支援してこそ、
僕らは安心して街に出られるのだ。

PCR検査の拡充と、検査への助成も必要だと思う。
出来ることなら無料化するくらいの英断がほしい。
いや、出来ない話ではないはずだ。
感染者トップを独走する米国ですら、
「娘はもう学校で2回検査を受けたよ」
といったノンGMコーン生産者の話を、僕は聞いている。

どうも政府は、国民(の行動)を信用していない。
だから、騙してでも管理・誘導しなければならないと
思い込んでいる。
あるいは、目の前の魚に餌のバラマキで釣っていながら、
「自己責任ですな」、と言っているような。。。

いっぽう、旅行や外食どころではない人たちへの
支援は、ほぼ見殺し状態である。
厚労省の自殺者統計では、10月の自殺者数が
前年の40%増(2153人)、
しかも女性の自殺者が82.6%も増えたとのことだ。

GoTo~ が、はたして「経済政策」と言えるのか。
今は生活と医療の下支えこそ「公助」としてやるべきことだ。
格差社会の中でのコロナ禍が映し出す光景は、
なんだか悲し過ぎないか。

そんな折に、前首相の「桜を見る会」前夜祭(夕食会)の
疑惑が、ぶり返された。
5年間で900万円以上、首相側から補填されていて、
ホテルからの領収書も発行されていたとか。

政権交代から2ヵ月経って、
みんなが想像していたような事実をスッパ抜いたのは、
(安倍政権をひたすら擁護してきた)読売新聞である。
政争の裏は、想像を超えて恐ろしい。。。。

中国の作家・方方(ファン・ファン)氏が書いた
『武漢日記』(河出書房新社刊)を読んだけど、
封鎖された中で助け合っている市民の姿を想像すると、
日本は中国を批判する資格はありや、とすら思えてくる。
ヘタレていってないか、ニッポン。

 

生産者の思いを形にしたと、そう言える
みかんジュースやゆずバタークリームを送り出しながら、
土台を守り続けたいと・・・腹の底から思う。

医療従事者に、言い切れないほどの感謝を送りつつ・・・

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