田んぼは牛乳も育てている

公開日: : 最終更新日:2020/10/24 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ, 雑記その他

10月6日撮影。
収穫を終えた田んぼに、稲ワラの
ホールクロップ・サイレージがお目見え。

稲刈りが終わって、しばらくワラがそのまま放置(乾燥)
されていたけど、そうか、飼料にするためだったのね。
ロールに束ねられた稲ワラは、このあとラッピングマシンで
きつくグルグル巻きにされ、発酵段階へと移ってゆく。
昔はタワー式サイロをつくって保管するものだったが、
今はこちらの方式が主流になってきている。

サイレージとは、牧草など飼料作物を密閉して、
乳酸発酵させたもの。
生草や乾草の不足を補い、栄養補給にもなる。
発酵食品が求められるのは人間だけではないようです。

 

いま日本の畜産・酪農合わせた飼料全体の自給率は25%しかない。

食料の総合自給率は38%。この数字はよく取り上げられるが、
飼料用も含めた穀物自給率となると28%になる。
輸入のエサが途絶えると、お肉や牛乳、卵の供給は
壊滅的になる数字である。
また円安が進むと餌代が高くなり、値上げにつながる。

飼料全体のうち粗飼料(生草や乾草・サイレージ・ワラ等)の
自給率は77%で、政府は10年後(2030年)には
この粗飼料自給率を100%に持っていくことを目指している。

一方、濃厚飼料(トウモロコシや大豆など穀物主体のエサ)
の自給率はわずか10%。

両者を含めた飼料全体での10年後目標は
34%と掲げられている。
しかし5年前の目標は「2025年に40%」だった。
何げに下方修正されている。
「34%」も途中で下方修正されるのだろうか・・・

そこで今、飼料の自給率向上(国内での増産)に向けて
第1に挙げられているのが飼料米の生産と稲わらの活用、
つまり水田の有効活用というワケである。

日本人全体でのコメの消費量はずいぶん減ったけれど、
田んぼは主食用のコメを作るだけではない。
増える肉の消費を支える力も持っているのだ。
何度でも言う。
「コメやエサは輸入できても、田んぼは輸入できない。」

逆に言えば、この地に酪農があることによって、
田んぼも生かされている、という側面があるわけだ。
牛たちは無農薬の牧草や稲わらサイレージで健康に育てられ、
良質な牛乳は6万人の子どもたちの給食を支え、
牛糞は堆肥に変わる。
それは「百年堆肥」と名づけられて畑に還元され、
その畑でつくられた野菜は「めぐり野菜」のシールが貼られ、
地元のスーパーや道の駅で販売されている。

「耕畜連携」(農業と畜産の連携)が地域と消費者を守る
・・・小さな盆地の取り組みではあっても、
   その意味はけっして小さなものではない。

 

さて、前回に続いて手帳のメモから-
どうしても書かずにおれない数々・・お許しを。

9月16日(水)、菅内閣発足。
「安倍政権の継承」を菅さんは掲げた。
「検証」ではなく「継承」か。
なら、僕の怒りも「継承」するしかない。
加えて「自助・共助・公助」だと。
 -「公助」の立場の人から言われたくない。

アメリカ西海岸での森林火災の拡大。
「煙と灰は2400㎞南のサンフランシスコ湾岸地域に到達。
 大気の質の悪化は呼吸器感染症のリスクを増大させる」
  (9/15付「ナショナルジオグラフィック」WEBニュースから)
気候変動がコロナを後押ししている・・・

 

9月23日(水)
新型コロナ、感染収束見通せず。
インド・英・仏・スペイン増加。米では1日4~6万人感染。
そんな中で世界からの入国が緩和される。
大丈夫だろうか。賭けだね、これは。

 

9月25日(金)
再生エネルギーの比率が急上昇しているとの報道。
2020年上半期23.1%。
政府の目標は2030年までに22~24%。
こちらは上方修正してもいいんじゃない。
原発再稼働は、やめましょう。

コロナによる失職者が増加の一途。

 

9月26日(土)
トランプ氏-選挙結果による平和的な政権移行への確約を拒む。
驚いた。民主国家じゃないってことか。
「郵便投票だと不正が起きる」って、、、
起きない制度をつくることが仕事じゃないのか。
国民を冒涜(ぼうとく)していることに気づいてない。

ワクチンの共同購入「COVAXファシリティー」は希望か。
第3の道(米中抜き)の国際ネットワークを進めたらどうか。
75周年となる国連総会でも、米中の罵り合いが続いている。

 

9月30日(水)
コロナ死者、世界で100万人突破。
一方、結核では今も年1500万人が亡くなっているとの事。
こちらも驚きの数字だ。

米大統領選TV討論会は非難合戦
 -最低最悪、なんと醜い言い争い。
これが今のアメリカ合衆国の姿なのか。

 

10月1日(木)
政府、日本学術会議の新会員6名任命せず、理由説明もなし。
加藤官房長官の弁
-「直ちに学問の自由の侵害ということにはつながらない」。
「次第に」つながっていくということでしょうか・・・

 

この話題に触れると、終わらなくなってしまいそうだ。
ここまでにしよう。
(日付は手帳のメモ日なので、実際の日とは異なります。)

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