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「Go To トラブル」?

2020/07/26
  • 新型コロナウィルス
「Go To トラブル」?

7月20日、曇天と雨が続く中で、
今年初めてクマゼミの鳴き声(羽音だけど)を聞いた。
2日遅れて、夕方にはヒグラシも鳴き始めた。
朝に暑苦しいクマゼミ、夕には涼しげなヒグラシを
聞きながら、汗を拭く。
ようやく初夏の趣、梅雨明けも近いか・・・
しかしこの雨の多さと日照不足は、
農作物の生育にも多大な影響を与えている。
それは家計も直撃している、この苦しい時に。

7月23日、1日の国内での新型コロナ感染者が981人
と報じられた。最多記録更新。
東京でも366人となって、初の300人越えとなる。

そんな感染拡大+家計圧迫が進む中で、
22日から「GoToトラベル」キャンペーンが開始された。
違和感・批判満載にも屈せず、前倒しの強行である。
しかも直前になっての「東京排除」で、
恩恵を受けるはずの旅行代理店も振り回されている。

いま、この情勢下で「観光旅行しましょ」と国が旗を振る。
狂気の沙汰としか言いようがない。
みんなが慎重にブレーキかけているときに、
「アクセル吹かせ」とお上がクーポン券を配る。
こんなことが公共の道路で起きたら、
間違いなく事故が多発し、街は大混乱に陥るだろう。
いや、もうそれは始まっているか。

やるなら当初決めた通り、
「新型コロナウイルスによる感染拡大が収束し、
 国民の不安が払拭された後に実施する」(4/7閣議決定)で
イイじゃないか、イイじゃないか、イイじゃないか。。。

今やるべきことの第一は、豪雨災害対策は別にして、
「医療体制への支援」だろう。
報道によれば、病院の多くが赤字に転落している。
しかもコロナ対策を強化した病院ほど経営が悪化している。
看護師の疲弊が進んでいる。
他の病気での来院者も減っている(これもヤバい気がする)。

首相は「緊急事態宣言時と状況は異なる」と言う。
そう、異なる。
事態は「医療崩壊が迫ってきている」ということではないか。
こんな時に感染が拡散する可能性を高めるとは、
重大な犯罪行為ではないだろうか、と僕は思う。

どうも「感染者の増加は若者たちで、若者は重症化しない」
という計算がはたらいているようなのだが、
そう考える向きには、次の言葉を紹介しておきたい。

若い人たちがクラスター連鎖をつくってしまうと、
その先には必ず重症化する中高年の人がいて、
高齢者を中心にたくさんの人が亡くなる可能性がある。

若者の決断が高齢者を守ることにつながるという
連帯の構造をつくりだす必要があります。
  -『ウイルスVS人類』(文春新書)での
              押谷仁(おしたに・ひとし)氏の発言-

  ※ 押谷仁氏:東北大学大学院教授。政府の新型コロナウイルス
       専門家会議メンバー。

政府は「国民の生命よりも『経済』に舵を切った」と
多くの人が指摘している。
でもこの「経済」施策は真逆的に順番を誤っている。
ただでさえ大量の税金が投入されている時に、
こんなバカげた使い方はとても容認できない。
「医療」という社会インフラの土台を守らないと、
人は自由に出かけられないだろう。

 

それでもこの4連休、
酪農王国オラッチェにはけっこうな来場者があった。
関東ナンバーの車も多く見かけられ、
王国スタッフも緊張感でサービスに集中した。

夏本番を前に、新しい看板も立った。
ここは民力で、乗り切っていくしかない。

 

早速にも世間では
「GoToトラブル」なる言葉が生まれたようだ。
座布団一枚!と拍手したいところだけど、
こんな世相、ダメでしょ! と
国のトップのお歴々に向かって強く叫びたい。

せっかくの連休だというのに、腹が立ってしょうがない。
しかも何と!!! 会社のエアコンが連休前に故障した。
従業員の厳しい視線がワタクシに集まってきて、
この連休中にも手を打っておかないといけなくなった。

なんともウットウしい2020年の長梅雨である。。。

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