どうする? 日本の水道

公開日: : 最終更新日:2019/09/09 食・農業・環境

このところまったく書けませんでした。
夜になると、どうもダレてしまって、ダメでした。
寄る年波?
いやいやまだまだ、と自分を奮い立たせても、
つい様々な事象に気を奪われてしまって、
つい一杯やってしまったりする、そんな夏の後半戦でした。
まあ若くないのはたしかではありますが・・・

さて、都心には出ても霞ヶ関の官庁街に
遊びに行く人はそういないと思うけど、
こんなご案内です。
農林水産省北別館の中に「消費者の部屋」というのがあって、
消費者や子どもたち向けにいろんな展示を行っております。

9月24日から27日は、
国産材を使った様々な木製品の特別展示、とのこと。

チラシに小さく缶ジュースが写っているのがお判りでしょうか。
わが社のアップル&キャロットジュース、
国産の間伐材を活用したカート(紙)缶です。
中身のリンゴは青森・新農業研究会、
人参は千葉・さんぶ野菜ネットワークと、
生産者も栽培内容も明らかにできる一品です。
展示期間中、アンケートに答えた方にプレゼントしたいということで、
ご注文をいただきました。

しかし・・・
せっかくの取り組みも、たとえ交通の便自体は良いといえども、
セキュリティも厳しくなった省庁の建物は、入り難い。
もっと立ち寄りやすい場所でやってほしいと思うのだが、
予算がないのか、、、宣伝もやってない感じだし、
どうも残念な気がしてならない。

農水省・消費者の部屋HPはこちら
いろんなテーマで工夫されているようなので、
覗いてみてやってください。
-と、たまには農水省さんのPRもやっておきましょうかね。
お国の農業政策にはだいたいイチャモンつけてるワタクシですが、
社長は小さなハエに見えても製品はしっかり評価してくれたことに、
ここは敬意を表して。

 

で、今日の本論。
(先月のうちに仕上げられなかった記事ですが・・)

どうなる? いや、どうする? 日本の水道、という話。

8月10日(土)、東京・田町の交通ビル・ホールで、
アジア大平洋資料センター(PARC:通称パルク)主催による
新作DVD『どうする?日本の水道-自治・人権・公共財としての水を』
の完成記念上映会とシンポジウムが開かれた。

昨年12月に水道法が改正されたことは、
どれだけの人が知っているのだろう。
そこでは「官民連携」という名のもとで、
自治体が水道事業を民営化できる仕組みを導入することが
明記された。
正確には、「民営化」という言葉は使われていない。
所有権は自治体に残したまま、
運営権を民間に「設定する」という表現だけど。

これでどうなっていくのか。

制度を変更させる際には、
危惧される問題点は検討しておく必要がある。
政治であれ会社であれ、だ。
世間(ここでは海外)の先行事例も学んでおきたい。
その上でしっかり議論しながら進めていくことが大切だ。
政治であれ小さな組織であれ、だ。
しかもこれは私たちの大事な生命線、「命綱」の問題である。
知っておきたいと思う。

会場では、まずは新作DVD(38分)が上映された。
パルクのHPでは予告編が見れるので、ぜひご覧いただきたい。
またHPから資料もダウンロードできるようになっている。
これを見ていただけたら、僕からの解説は不要かと。

上映後、映画監督の土屋トカチさんと
監修責任者でありパルク共同代表の内田聖子さんによる
トークセッションが行われる。

僕が感じたポイントは以下。

➀ 「国民皆水道」(普及率98%)を実現させた日本の水道事業は、
  「公共」と「私」がつながった価値観で築いてきた、
  日本人の勤勉さと倫理観を象徴するレガシーそのものである。
  しかも世界で数少ない「飲める水道」を実現させた。
  目前の経営合理性を優先することによって喪うものを、意識したい。

➁ 日本の水道が抱える問題は、今の日本社会の課題を映している。
  他人事のように、あるいはただ「消費者の視点」で考えると、
  大きな負債となって「私」に返ってくる可能性がある。

➂ 民営化した世界の都市が再公営化へと戻っていってる現実から、
  (民営化によって)何が起きるのかを、しっかり学んでおきたい。
  水道料金が下がり、かつサービスが向上した事例は皆無である。
  冷静に考えれば当然のことを、ちゃんと自分の財布とつなげて考えたい。

そして強く思う。
➃ 日本列島で暮らす人々を支えてきた「水道管」をどう守るかは、
  かなり緊迫した課題であること。
  それは私たちに課せられている「未来への責任」であること。
  「蛇口の安心」を勝手に売らせてはいけない。
  いまの運営責任者は私たち(の税金)なので。

 

続いてDVDに登場した諸氏によるシンポジウム。

すみません。今日はここまでで。
これからは細切れになっても、ラップを刻むような感覚
(書き終えるより小まめなアップ)で
自分を前に押し続けてみたいと思います。

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