首がつながった6月

公開日: : 最終更新日:2019/07/13 あんしんはしんどい日記, 日々日々フルーツバスケット, 雑記その他

あれやこれやと仕事に追われているうちに、
「森は海の恋人」植樹祭の報告もまとめられないまま、
20日、フルーツバスケットの株主総会を迎えまして、
役員の改選もあって少々緊張して臨んだところ、
無事というか幸なのか不幸なのか、
株主である親会社からご支持を頂戴し、
もう1期2年、社長業を続けることと相成りました。
関係者の皆様には、引き続きご指導ご鞭撻のほど
よろしくお願い申し上げます。

こんな気分でしょうか。

(6月17日夕方の函南町桑原からの眺め)

中小企業の経営は本当に “あれもこれも” なので、
気が晴れることがなく、孤独で、
必ずどっかには雲がかかっているのであります。
特にウチの場合、頭の上にのしかかっているのが厄介で‥‥
いや、やめときましょう。

 

さてこの日(6月20日)、株主総会を乗り切って、
気晴らしというワケではないんだけど、
会いたい人がいて、夕方、静岡に走った。
三島~静岡間を新幹線に乗れば、函南から約40分。
鈍行だと直行でも1時間10分近くかかる。
静岡県は広いのであります。

この時間を980円(新幹線自由席特急券)で買って、
何とか間に合った。
しずおか未来エネルギー(株)が主催した
『おだやかな革命』特別上映会。
場所は静岡駅北口にある「サールナートホール」。
サールナートは、仏陀が初めて仏の教えを説いた場所だとか。
向かいにある臨済宗法泰寺が運営する、
茶色いレンガ造りのレトロな多目的ホールだった。


HPから拝借)

この映画を観るのは、もう5回目になる。
初回の試写会 以外はだいたい映画を観るというより、
人に会う、あるいは企画への応援という動機が先だったりするんだけど、
それでも何度観てもイイ、その都度新たな発見がある。

今回お会いしたかったのは、
主催者であるしずおか未来エネルギー㈱ 代表の
服部乃利子さん。

服部さんには、あるお願い事をひとつした。
内容は、首尾よくいったらお知らせします。

そしてもう一人が、渡辺智史監督。

実をいうと、いま地元・静岡東部での
『おだやかな革命』上映会を準備していて、
監督とは何度もメールでやり取りしているところ。
静岡に来るなら会ってご挨拶とともに、
いくつか確認しておこうと思って出向いた次第。

上映会を一緒にやろうと持ち掛けた相手は、
生活クラブ生協・静岡さん。
打ち合わせも進み、ほぼ概要も固まってきたので、
近々にも発表させていただきます。
乞うご期待。

 

そんでもって今日は、
ある人たちを丹那の酪農家に案内した。

函南町のお隣、伊豆の国市で古民家を改築して
開いたゲストハウスとカフェがあって、
そこに集まってきている人たちの間で、
敷地内にストローベイルハウス(藁の家)を立てよう
というアイディアが検討されている。
しかもそこはエコな方々、
ワラは地元産で、しかも無農薬で、と
話は理想に向かっていっているのである。
しかし、、、そもそもワラをブロックに固める機械も
見たことがないという。

「ワラを固める機械を探してるんだけど・・・」
そんな相談を受けて、丹那牛乳・低温殺菌部会長の
川口正文さんにあたってみたら、「ああ、あるよ」と
いとも簡単なお返事をいただいた。
ただ、今はもうほとんどロールベーラー(丸く固める機械)
なので、ブロックにするヤツは古く、
運ぶのも容易じゃないという。

見つかった以上、しょうがない、
日曜日に出動してご案内することにした
(いや、面倒がってるわけじゃなく・・・)。

たしかにあった。

場所は、函南町田代の渡辺さんという酪農家の牛舎。
ワラを固めたブロックを見せてくれる。

こちらがワラを固めるコンパクトベイラー。

川口さん渡辺さんというリアル酪農家から説明を受ける、
「藁の家」を夢見る人たち。

ワラを確保するったって、今の時代、
農家だってそう簡単に引き受けられるもんじゃない。
しかも無農薬でやれって? 無理無理。
そもそも何個要るんだ、家建てるのに。いや、てぇへんだ。。。

とか否定的コメントを連発しながら、それでも
〇〇でやればいい、〇〇ならどうだ・・・と
アドバイスをくれる優しい酪農家だった。

さて、どう進むことやら。
仲間の中には実際に建てた経験をお持ちの方もいるらしい。
ネットで調べたところ、日本でも事例は増えつつあるようだ。
ちゃんとプロの建築士もいて、
耐震基準も満たした藁の家が実現している。

そして、このアイディアをバックアップしているのが、
なんと文化人類学者の辻信一さんだという。
なるほどね、そういうことか。。。

彼ら彼女らの意思は酪農家に笑われてもへこたれず、
あーだこーだと方法を語り合っている。

まずは面白がってくれる農家(有機農家でしょ)を
探すことですね。
ワラにもちゃんと代価を払ってやってね。
3年計画くらいで考える必要があんじゃない?
・・・とかテキトーに意見を挟みながら、
「具体的作業になったら手伝いますよ」という
セリフが、つい口をついて出てしまった。
ネットで覗き見た「藁の家」の実現を見たくなったか。
いや、そのプロセスに立ち会ってみたいと思ったのかも。
こういうのは人を巻き込んでいく話だから。

ま、こういう人がつながっていく様も、
東京に居すわっていては味わえない愉快さがある。
見守ってみたいと思う。

 

さてさて、さすがに遅れ過ぎである。
「森は海の恋人」の話をやっつけなければ・・・

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