「願」成就を祈る、いや「誓う」で

公開日: : 最終更新日:2019/05/12 あんしんはしんどい日記, 日々日々フルーツバスケット, 雑記その他

その昔、桃源郷とも呼ばれた丹那盆地。
令和元年となった日の風景。

気淑(よ)く風和らぎ・・・
いや今日のここは、風さやかに~ だ。

レンガ色の建物に囲まれた一角が、フルーツバスケットの
本社所在地でもある酪農王国オラッチェ。
その奥から右の白い建物までが「丹那牛乳」(函南東部農協)。
いつも風が流れているこの盆地は
「風の谷」とも呼ばれてきた。ナウシカが生まれる前から-
いっそ盆地全体をブランドにしたいものだと、
改めて思ったりする。

 

今日(5月2日)は伊豆の国センターにも顔を出す。
ここにある牛乳寒天工場は、連休関係なし。
日配品の宿命である。
人々が食べるのを休んでくれない限り
(本音は販売先が休んでくれない限り、だけど)、
パン屋も牛乳屋も豆腐屋も、働くのだ。
ローテを組みながら出勤してくれるパートさんたちに感謝。
夫や子供たちは文句言ってないだろうか、
気にしながら声をかける。

センター敷地内に立つ楠。

葉も若葉に生え変わって元気だ。
変わる時は一気なんだよね。ばあーっと枯葉が落ちてくる。
ああ、こいつもしっかり生きている・・と思うのだ。
人の世界がどうあろうが、泰然と
悠久の時を年輪に刻み続ける哲学者。
僕は秘かに「クス王」と呼んでいて、
来るたびに一瞬、周りの目を気にした上で手を合わせる。

見守ってくれたまえ。

 

元号をまたぐ形で験担ぎをしておこうと思い立ち、
今度は伊豆の国センターから車で5分くらいの古刹、
願成就院(がんじょうじゅいん)を参拝した。

正しくは「高野山真言宗 天守君山 願成就院」と言い、
創建は奈良時代聖武天皇(天平)の時と伝えられるが、
今に残る記録としては、流罪にあった源頼朝が
北条時政(北条政子の父、鎌倉幕府初代執権)の援助を受け、
奥州藤原氏討伐の戦勝を祈願して建立された、
となっている。
伽藍構成も奥州平泉の毛越寺を模している。

鎌倉時代(15代150年)は北条氏の寺として
繁栄を極めるも、室町時代に北条早雲に、
そして戦国時代には豊臣秀吉によって焼かれ、衰退した。
江戸時代に復興されるが仮本堂のままで、
本堂・大御堂が再建されて今日の興隆となるは
昭和30年以降とのこと。

なるほどここら辺には、頼朝や北条家ゆかりの寺院が多いワケだ。
近くには政子さまが産湯に使った井戸も残されている。

北条時政公御墓。

頼朝の再起を助け、150年続く鎌倉幕府を興した。
大願を成した時政公はこの地の精神的シンボルか。
いちおう手を合わせておこう。

本堂を参拝する。
この中は撮影禁止とある。

一礼して入れば、正面に
運慶作という国宝5体の仏像が迫ってくる。
阿弥陀如来坐像、毘沙門天像、不動明王像、
矜羯羅(こんがら)童子像、制吒迦(せいたか)童子像。
時政公の発願によって運慶が勤作した、
東日本に現存する最古の運慶仏とのこと。

つい思い切って五百円玉を寄進する。
べつに仏像にご利益をすがってではなく、
文化的歴史遺産保存のためのカンパの気持ちとして。

真言宗といえばこの方、弘法大師・空海。

真言を唱えよう。
オンペイ シラマンダヤ ソワカ(毘沙門天真言)
ノウマク サンマンダ バサラ ダン センダ マカロシャダ
ソワタヤ ウンタラタ カンマン(不動明王真言)
 - 難を砕き、魔を取り除き、苦悩に立ち向かう勇気を与えたまえ

神仏には祈っても、他力本願であってはならないと思っている。
家族や友人、従業員の安全と健康は願うけど、
自分の願成就は、自身への誓いのようなものだ。
揺らぎや迷い多き人生ゆえに。

 

こんなご案内をみつけた。
「あなたの羅漢さんをつくってみませんか」

なるほど、私だけの羅漢か。
悟りを開き、仏陀の弟子になる願いを込めて
羅漢を彫り、寄進する。
境内にはたくさんの羅漢さんが佇んでいた・・・

引退したら羅漢を彫って、
自分の墓にでもしようか。。。
場所は森の中か、生まれ育った大平洋の、
あの海底でもいい。

最後に御朱印をいただく。
「本尊・阿弥陀如来」「厄除開運・不動明王」「招福・毘沙門天」
国宝3体の御朱印。

並んでいたら、前のご婦人が参拝なしで
御朱印だけを所望していた。
「ええ? 拝観料を払わないといけないの?」
「スミマセ~ン、御朱印は参拝の証明なんですよ」

説明していたのは、外国人の男性だった。
スコットランド出身のキース(勇心)さんというらしい。
副住職さんの夫だとか。

皆さま。僭越ながら-
御朱印はスタンプラリーではありません!
日本が好きになって(副住職さんを愛して?)
お寺に奉職されたスコットランドの方に代わりまして、
お伝え申し上げておきます。

 

さあて、明日からはようやくちゃんと休める3連休。
久しぶりに会津・山都の堰さらいに行くことにしている。
あの作業は僕の中で、ある決意を強くさせてくれる
修行のようなものだ。
願かけるだけでなく、自らに誓う汗をかいて来ようと思う。

「令和」最初のボランティア。
御朱印はブヨの襲撃か・・・

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