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エネルギーや農業や環境を考える映画祭

2014/11/24
  • 脱原発・自然エネルギー
エネルギーや農業や環境を考える映画祭

丹那もすっかり晩秋の色合いとなった。

晩秋のダイヤランド

普段は振り返ることもない場所でも、
ふと立ち止まったりしている。
晩秋の冷川

 

さて、今日は祭日なのに、営業用のスーツにネクタイでお出かけ。
東京都内での所用を終えて、午後は日比谷に出向いた。

大地を守る会の専門委員会「大地を守るエコ研究所」が企画した
ショートフィルム映画祭というのを観たくて、
久しぶりに日比谷図書文化館に入る。
図書館だというのに、ここで本を借りたのは過去に一度だけで、
ほとんどイベントがらみで入館している。
放射能連続講座でも何回か使わせてもらった場所。

 

映画祭と銘打って上映されたのは、以下の短編映画5本。

『東北の森から明日を考える -木質バイオマスで拡がるエネルギー自立の試み』
(伊賀俊徳監督。35分)。
3.11 の震災によってでライフラインが絶たれた時、
低体温症で亡くなっている人がいると聞いて、
ペレットストーブを届ける活動を開始した
NPO法人日本の森バイオマスネットワークの大場隆博さん。
呼応してストーブを徹夜で組み立てた技術者(さいかい産業の古川正司さん)。
燃料源は地元で調達できる、装置さえ届ければ人々が救える。
その道具が多くの避難所の人々の心と体を温めた。
眠っている(捨てられている)地域の資源を生かし、
雇用を生み出し、地域内でお金が循環し、暮らしが守られ、
人づくりと森の再生を導く力が、自然エネルギーにはある。

ペレットストーブに助けられたという
宮城県南三陸町歌津地区の仮設住宅の映像が流れた時、
思わず胸が締めつけられた。
津波で亡くなったエリンギの生産者・千葉幸教さんのご家族が
その近くの仮設住宅で、今も暮らしているはずだ。
あれから2年。
茜さんは元気にしているだろうか。
ディズニーランドで走り回ってくれたお嬢ちゃんたちも、
大きくなったことだろうね。
僕らは、あの時の思いを、少しは形にできたのだろうか。。。
自然ネネルギー社会への動きを加速させたい。

2本目は『農民ジャック』(アールヤン・ウィルシュット監督、14分)
というオランダのアニメーション。
畑を耕し、牛や鶏と平和な暮らしを送っていたジャック。
しかし生産性が上がると企業から持ちかけられた薬を買い、
増収で儲かると思っていたはずが、価格はどんどん下がっていき、
最後には家畜と土が悲鳴を上げる。
近代農業のカラクリを皮肉った、うら哀しい物語。

3本目は『レオニッドの物語』(ライナー・ルードヴィヒ監督、19分)。
チェルノブイリ原発から4㎞にある町・プリピャチで、
楽しく暮らしていた少年レオニッド。
大人になった彼が、故郷プリピャチ川のほとりで
回想するところから物語は始まる。
原発事故当時は、ただ幸せな暮らしを願う少年だった。
しかし一瞬の事故によって、すべてが変わった。
三日間の避難のはずが、二度と帰ることができなくなった。
当時の写真と記録映像とアニメーションで構成された悲劇の物語。
我々の、未来への想像力が問われていると思った。

休憩をはさんで4本目。

すんません、ダウン。 今日はここまでで。

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