一粒の涙に希望があることを-

公開日: : 最終更新日:2019/04/11 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ, 震災復興

21世紀枠の母校自慢はあと回しにして、
前回の最後に紹介したかった詩をアップします。
正確には、被災した福島の、女子高生の日記です。

 

私の周りでは、
原発を恐れて救援物資が来ず
せっかく、助かった命が
亡くなっていきました…

福島を通りこし
他の地域に行ってしまいます
でも、私達には
ただ、みんなで励ましあうことしか出来ません

毛布も一人一枚も ありません
また、放射能で立入禁止になっているため
海に遺体が浮いてても助けにいけません

遺族は出来るだけ
早く火葬してあげたいって言うけど
当分無理そうです。

一人が泣くとみんな泣きます

一人が励ますとみんな励ましあいます

一人が喜ぶとみんな喜びます

テレビで頑張れ!
って言われても
私達はこれ以上何も頑張れません

祈ります、
生きてる人には安全を

祈ります、
行方不明者には命があることを

祈ります、
亡くなった方にはご冥福を

祈ります、
絶望している人には希望を

祈ります、
寒い所には温かい飲み物を

これ以上誰も亡くならないでほしい

これ以上悲しむ人が増えないで

生きてることがこんなに幸せで
温かいことなんて、知らなかった

笑うことがこんなに難しいなんて知らなかった

涙がこんなに止まらなくなることも知らなかった

一日がこんなにこんなに長く辛いなんて知らなかった

誰かのために、役に立ちたいなんて
こんなに強く思ったことはなかった

生きるって大変なことだって知らなかった

亡くなった一人ひとりが
思い描く未来はどんなだったんだろう
考えるだけで胸が痛い

生き残った一人として
この事実を伝えなくちゃいけないと思います

たくさんの人が流した涙は
きっと無駄ではないでしょう
この涙の一粒、一粒に意味があり
希望の一歩だと思います

 

この詩(日記)は、
地元・函南町のデザイナーであり書道家の塩崎敬子さんが
6メートルの書にしたため、
オラッチェのレストランに掲げられています。

レジの後ろにあるものだから、僕は毎週2回は
お昼にこの書を眺めて、午後の仕事に戻ります。

 

涙の一粒に意味があり、
希望の一歩であることを信じて、また
ずっと掲げ続けているオラッチェに敬意を表しつつ-

Comment

  1. ナッティウッディ より:

    ありがとう
    と、ひと言出す前に
    なぜだか先に ごめんなさい、が浮かびます。
    宗教的な意味ではなく「原罪」という言葉も。

    背負いきれなくても、忘れることは決してできない、出来るはずもない。
    抱きしめて、行くつもりです。

  2. エビちゃん より:

    ナッティウッディさん。
    温かくて力強いコメント、有り難うございます。
    「忘れない」と誓う前に、「忘れることはできない」-おっしゃる通りです。
    つい力を入れて「背負って~」と言ってしまうのも、心のどこかで重い荷物のように感じてしまっているからでしょうか。

    「原罪」・・・この言葉も深いですね。乗り越える、ではなくて、包み込む、でしょうか。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

「人新世」という時代に

新型コロナウィルスcovid-19 の出現に始まり、 その第3派の猛

その先の “ コモンズ ” を信じて

今年の3月に生まれて初めて大きな病気をしました。 完治はしていま

「フェアトレード」の前に “ 民衆交易 ” があった

12月19日(土)は、二ヵ所の斎場を回ることとなった。 こんな経験、

有機稲作技術の求道者-稲葉光圀さん

悔し涙をこらえて、続けます。 拙くても書き残すことが、僕なりの故人へ

相次ぐ開拓者の訃報に-

「勝負の3週間」どころではなく、 コロナ第3派の勢いが止まらない。

→もっと見る

  • 2021年1月
    « 12月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
福島屋さん ジェイラップ 藻谷浩介さん 丹那盆地 羽山園芸組合 川里賢太郎さん ご当地エネルギー協会 畠山重篤さん 種蒔人 震災復興 畑が見える野菜ジュース 自然エネルギー 森は海の恋人 久津間紀道さん 稲田稲作研究会 備蓄米 あかね COBOウエダ家 ムーラン・ナ・ヴァン カフェ麦わらぼうし 大地を守る会 谷川俊太郎 丹那牛乳 フルーツバスケット 酪農王国オラッチェ 函南町 箱根峠 無添加ジャム 丹那トンネル 桃ジャム
PAGE TOP ↑