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一粒の涙に希望があることを-

2019/03/29
  • 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ
  • 震災復興
一粒の涙に希望があることを-

21世紀枠の母校自慢はあと回しにして、
前回の最後に紹介したかった詩をアップします。
正確には、被災した福島の、女子高生の日記です。

 

私の周りでは、
原発を恐れて救援物資が来ず
せっかく、助かった命が
亡くなっていきました…

福島を通りこし
他の地域に行ってしまいます
でも、私達には
ただ、みんなで励ましあうことしか出来ません

毛布も一人一枚も ありません
また、放射能で立入禁止になっているため
海に遺体が浮いてても助けにいけません

遺族は出来るだけ
早く火葬してあげたいって言うけど
当分無理そうです。

一人が泣くとみんな泣きます

一人が励ますとみんな励ましあいます

一人が喜ぶとみんな喜びます

テレビで頑張れ!
って言われても
私達はこれ以上何も頑張れません

祈ります、
生きてる人には安全を

祈ります、
行方不明者には命があることを

祈ります、
亡くなった方にはご冥福を

祈ります、
絶望している人には希望を

祈ります、
寒い所には温かい飲み物を

これ以上誰も亡くならないでほしい

これ以上悲しむ人が増えないで

生きてることがこんなに幸せで
温かいことなんて、知らなかった

笑うことがこんなに難しいなんて知らなかった

涙がこんなに止まらなくなることも知らなかった

一日がこんなにこんなに長く辛いなんて知らなかった

誰かのために、役に立ちたいなんて
こんなに強く思ったことはなかった

生きるって大変なことだって知らなかった

亡くなった一人ひとりが
思い描く未来はどんなだったんだろう
考えるだけで胸が痛い

生き残った一人として
この事実を伝えなくちゃいけないと思います

たくさんの人が流した涙は
きっと無駄ではないでしょう
この涙の一粒、一粒に意味があり
希望の一歩だと思います

 

この詩(日記)は、
地元・函南町のデザイナーであり書道家の塩崎敬子さんが
6メートルの書にしたため、
オラッチェのレストランに掲げられています。

レジの後ろにあるものだから、僕は毎週2回は
お昼にこの書を眺めて、午後の仕事に戻ります。

 

涙の一粒に意味があり、
希望の一歩であることを信じて、また
ずっと掲げ続けているオラッチェに敬意を表しつつ-

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