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新年に「嘘」を語る悲しき時代よ

2019/01/10
  • あんしんはしんどい日記
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新年に「嘘」を語る悲しき時代よ

皆さま。
遅まきながら、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月4日(金)朝7時10分。
アパートの玄関を出たところで、富士に一礼。

良い一年にしよう。
気合いを入れての本年初出勤です。

わりと落ち着いた、というか穏やかな新年のスタート。
ってことは、あまりブログ・ネタもなく、
そこで前のめりの決意表明などすると
あとがつらくなったりするので、
そこは内に秘めたるなんちゃらということにして、
こんな切り口で
2019年のブログをスタートさせていただきます。

 

1月7日(月)、新聞(朝日)の朝刊をめくっていて、
2面にわたる見開き広告が目に飛び込んできた。
例年、新年に出す宝島社のメッセージ広告だ。
元旦からここまで、ダラダラと目を通すだけだったのが、
思わず目が覚めた思いで、拍手喝采を送りたくなった。

曰く、

嘘つきは、戦争の始まり」。

コピーにはこうある。

「イラクが油田の油を海に流した」
その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。
しかしその真偽はいまだ定かではない。
ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。
陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。
そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。
この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。
今、人類が戦うべき相手は、原発よりウィルスより温暖化より、
嘘である。
嘘に慣れるな、嘘を止めろ、
今年、嘘をやっつけろ。

同じ日の読売新聞には、違う写真とコピーが掲載された。
こちらのキャッチは-

敵は、嘘。

「いい年した大人が嘘をつき、謝罪して、
  居直って恥ずかしくないのか。」
いいですねぇ、この直球。

毎年、楽しませてくれる宝島社の広告。
昨年は、原爆のきのこ雲をバックに 『忘却は、罪である』。
一昨年は、女優・樹木希林さんの
『死ぬときぐらい 好きにさせてよ』 だった。

 

人間生きていれば、小さな嘘はある。
しかし公という場で虚偽・改ざん・隠蔽・開き直りが
まかり通る世の中は、許してはいけない。
そして、それが当たり前に続けば続くほど、
感性が鈍感になっていくことを、恐れたいと思う。
気づいた日に、後悔しないためにも。

他社の褌(ふんどし)を借りてのメッセージは
恥ずかしいけど、本年最初の共感ということで-

今年こそ、嘘をやっつけましょう。

しかし・・とは言え、新年に「嘘」を語る時代とは、
悲しいものですね。
一人の力は小さくても、一日一日、
為すべきことを為していきたいと思います。

次は、希望を感じさせてくれる新年のお便りを
紹介させていただきます。

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