• あんしんはしんどい日記

高倉健さんが亡くなっちゃったね。
日本はもとより中国の人たちまでも偲び、哀悼している。
最後まで寡黙に美学を貫いたと称えられる一方で、
スタッフやロケ地の人々への細やかな配慮を
常に忘れなかった人柄なども報じられている。
「高倉健」は高倉健の強い意志のもとに、
ついに伝説となって完成された。

しかし、あまりにカッコよすぎる。
カンペキすぎる。
僕はどっちかというと、少々粗っぽかったり、
汚れ役に毒を忍ばせてくれるほうに憧れる。
長嶋茂雄よりは村山実、あるいは江夏豊。
大鵬より柏戸。
高倉健より、、、僕は実は、緒方拳派である。
吉永小百合よりは岩下志麻、みたいな。

いや、ここで言うことじゃないね。
喪に服さねば。
さようなら、目や口元や背中で男を表現し続けた健さん。
「〇〇！ 死んでもらうぜ！」
「すません・・・自分は、不器用ですから。」
合掌。

しかし、、、
コップ酒で一人美学に浸るというナルシスチックな夜に
飛び込んできたのは、
衆議院の解散という醜悪な政治劇だった。
極めて気分が悪いな。
解散で「万歳！」三唱やってる国会って、
バカじゃないのかって思う。
選挙にかかる費用７００億円。
この国の赤字すでに１０００兆円超。

増税を先延ばして、
景気がどうあろうが１年半後には必ず増税する、
という政策を問う。って、ありか、こんなの。
政権与党が過半数を取れば、
原発再稼働も集団的自衛権も
白紙委任されたと言い張れるんだそうだ。

地域主導の復興には足枷をつけて、
公共事業には湯水のように投入する。
ＧＤＰ四半期の伸びがマイナスだったことに驚く
政府関係者にアナリスト（分析屋）たち！
汚染水対策は泥縄の様相を呈し、
廃棄物処分のあてもないまま、
自然エネルギーの発展を抑え、再稼働に向かう狡猾さ。
子育て支援と言いながら福祉を後退させる分裂思考。
誤解を恐れずに言えば、
爺ちゃん婆ちゃんが不安なく過ごせる社会を作れば、
投資は孫に回る（循環する）のである。

民主主義とは、民の手で育てていくもののはずなのに、
コミットすることすら放棄していく人が増えている。
そして未来はさらに痩せ細っていく。
どうしたらいいんだ・・・

地域社会（コミュニティ）を作り直そう。
お金が外に逃げていく（奪われていく）んじゃなくて、
みんなで回していける（支えあう）社会を取り戻すのだ。
今の世のカラクリはすでに壊れている。
生きていくために本当に必要なものから、
大事なものから、立て直していきたい。
焦るね。。。

健さんに憧れた日本人たちへ。
愛する者のために、立ち上がれ！