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ノケ女、躍進中

2014/11/12
  • 雑記その他
ノケ女、躍進中

だんだんと南下する紅葉前線が
人々の目を楽しませているニッポン列島。
しかしここ丹那の南箱根ダイヤランド、
標高300mあたりの「えびす庵」(いま思いついた名前)では、
もう冬の花が咲いている。
椿の花20141112

南四国で季節感を育んでしまったワタクシには、
椿は真冬の感覚である。
もう、見ただけで風邪引きそう・・・
「夏は涼しく、冬暖かい。そんな所だ、どうだエビスダニ!」
と甘言を弄した社長を呪いたくなる。。。
(べつに信じたワケじゃないけど)

愚痴はともかく、
先日、こんな言葉があるのを知らされた。
「ノケジョ」・・・だって。
皆さんご存知でしたか。

聞くほうがのけぞってしまいそうな言葉だけど、
さあ、何でしょう。

農学系女子大学生の略なんだそうです。
何でもかんでも略せばいいってもんじゃないよね。
やめろよ、これはセンスない。っつうか・・・いや、やめておこう。

しかし、こういう言葉が生まれるには、
それ相応の社会現象があるワケである。
元データ(情報源)に当たってないことを断りつつ紹介すれば、
その1。
今や東京農業大学の新入生の4割が女子!
あの大根握って踊っている汗臭い男社会の大学で。
(これは僕の偏見、いや憧れですが。)
その2。
明治大学農学部への志願者は、この6年で女子が1500人増加
(男子の増加は1000人弱、これはこれでスゴくないか)。
その3.
昨年の農学系学部の競争率は3.76倍。
理工系の3.03倍、社会科学系の2.73倍を凌いで、
医学系に次ぐ人気学部になっている、とのこと。

私学に農学部を持つ大学が少ないことも
競争率を上げている要因だということだが、
この少子化時代にあって、
人気学部になってきているというのは間違いない。
学生獲得に向けて農学部設置を検討している大学が増えているんだと。

「日本農業」受難の時代にあって、この現象は何を意味するか。
振り返れば、数年前に渋谷のギャルたちが大潟村でコメ作りを始めた。
作業服までデザインしたりして。
あの時、面白がったり、鼻で笑ったオヤジたちも、
よくよく考えてみよう。この現象を。

これを、DNAが働き始めた、と言っちゃうと
オカルト的に聞こえるだろうか。
しかし危機を察っする本能に、
政治や経済学のロジックは太刀打ちできない、おそらく。
後追いでそれらしく分析することはできても。
大人たちがグローバリゼーションを議論している間にも、
農の風景は変わってゆくだろう、したたかに。

 

ひと足早く冬の趣を醸し始めた孤独庵。
6月に乗り込んだ時はカビとシミと先住民(昆虫たち)の居と化していた
「大地を守る会保養施設『ウェルカム』」も
見違えるくらいにキレイになってきたと思ったら、
苦手な季節が目の前に迫って来た。
週末には石油ストーブを買ってこようかと、
懐と相談している。。。

20141112椿の花②

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