二本松にソーラーシェアリング完成

公開日: : 最終更新日:2018/11/26 生産者・産地情報, 脱原発・自然エネルギー, 震災復興

さんぶ野菜ネットワークの設立30周年記念
の式典に参加した翌10日(土)、
今度は福島県二本松市に向かう。

有機農業歴40年という歴史をもつ
「二本松有機農業研究会」から、
ソーラーシェアリング完成式の案内を頂いたのだ。

2013年、大地を守る会が主催した
自然エネルギーのコンペで、二本松有機農業研究会は
『奨励賞』の50万円を獲得した。
その後の試行錯誤を経て彼らが辿りついたのが、
畑での作物生産と発電を共存させるソーラーシェアリングだった。
その第1号が完成したとの知らせである。
いつのもセリフ - 行かないわけにはいかない。

 

この日は埼玉の自宅から出発したのだが、
最寄り駅である武蔵浦和駅の駅ビルとつながるアーケードで、
「第2回埼玉オーガニック・マーケット」というのが
開催されていたので、短い時間だったけど
覗いてみた。するとー

な、なんと!
青森の留目昌明さんがいるではないか。

日本にはほとんどいない、
有機JAS認証を受けたリンゴを実現した男。
リンゴの無農薬栽培では
「奇跡のりんご」の木村秋則さんが有名だが、
この方もまた求道者である。
地球という星の本質から到達した栽培理論は、
他にない。

「あとで妻に買いに来させますから・・」
とか弁解して、挨拶もそこそこに東北に向かう。

 

午後1時過ぎ、東北本線二本松駅に到着。
大地を守る会から参加したスタッフ7名とともに、
最初に案内されたのがソーラーシェアリングの現場。
40人ほどの参加だっただろうか。

約2反(1,998㎡/616坪)のほ場に
990枚のパネルが設置された。
想定年間発電量7万8622kwh。
一般家庭での電気使用量にして約18軒分の電気が、
この畑で産み出される計画だ、有機野菜とともに。

総工費1620万円。
うち約480万円強が寄付金で賄われた。
オリジナルの「農民発電」クッキーを買って
応援した人たちもいる。
売電価格は27円/KW。
売電収入見込みは年間230万円。
その収入は規就農者支援に充てるという構想である。

完成式で挨拶する大内督(おさむ)さん。
お父さんの信一さんから代表を引き継ぎ、
原発事故後の復興、いや「希望」の再建を信じて
走ってきた次世代のリーダーの一人だ。

「小さな場所から大きなエネルギーを生み出したい」
「絶望的な気分にもなったけど、
 あきらめない、その思いでここまで来ました」

督さんのいつも前向きな笑顔の内に、
僕は後継者としての覚悟を感じてきた。
思いがひとつの形になって、
彼はさらにステップアップすることと思う。

設置されたパネルは細長い。
そのほうが太陽光が多く畑に注がれ、
雨垂れも少なく済む。

設備の説明をする近藤恵さん。

近藤さんもたしか、有機農業を夢見て
二本松に移住してきた若者である。
原発事故に翻弄された数年だったろうと思う。
しかし今は、飯館村の復興を担う「飯館電力」の
専務として、福島における自然エネルギーの推進役
の一人である。
コンペから5年、彼にも苦闘の年月がある。

完成を祝って、
二本松有機農業研究会の人参ジュースで乾杯!

そして記念撮影。

企業目線から見れば小さな規模かもしれないけど、
「僕らにできること」の一歩である。
これはまだ、その1号機に過ぎない。
2号機、3号機と進んでいきたいと大内さんは
嬉しそうに語る。

ここで産み出される電気は、
現実としては送電線を伝って
ご近所数軒の電気を賄うことになるのだが、
「おそらくご近所の人たちは何も理解していない」
と近藤さんは笑う。
ま、それでもいいでしょ、と。
こういう一歩も楽しいか、信念があれば・・・

 

次のプログラムは、
場所を二本松福祉センターに移して
「おだやかな革命」の上映会となる。

すみません。息が切れた・・・
続く。

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ジャムのフタが開かな~い!

・・・という苦情というか質問というか、 購入した方からの問い合わせが

“おだやかな革命” は進むのである。

11月10日(土)、 二本松でのソーラーシェアリング完成式の続き。

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