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自然に翻弄された平成最後の夏

2018/09/17
  • あんしんはしんどい日記
  • 雑記その他
自然に翻弄された平成最後の夏

遅ればせながら、台風21号と北海道地震で被害に遭われた方々に
心よりお見舞い申し上げます。
また一日も早く暮らしの安寧が戻られることを願っております。

 

台風21号では、台風の目が僕の郷里を直撃した。
心配になって実家に電話したら、90を超えた母が平然と言うのよ。
「まあ、大したことなかったな」
いかにも台風慣れしていると言わんばかりの
余裕の見せ方はいつものことだが、
針路のど真ん中に当たったのがむしろ幸いしたようで、
目の右(東)側にあった関西空港がひどいことになった。
そして翌日には日本海を通過し、北海道に強風と雨を運んだ。

十勝地方・帯広の提携工場から、収穫真っただ中のコーン畑が倒れた
との連絡が入ったのが5日。写真も送られてきた。

当社の人気商品「もろこし畑」(コーン缶詰)の製造に
影響出ること必至な感じ。
2年前の工場の壊滅的被害による製造不能(コーンはあっても作れない)
という事態とは意味が違うけど、かなりの痛手にはなりそうだ。
少しでも多くの収穫量があることを願って、
続報を待つしかない。

そして翌6日、
朝起きたら北海道で地震のニュースが飛び込んでくる。
衝撃は厚真町での何カ所にも及ぶ山崩れの映像だ。
日本列島は生きている・・・
いろんなことを考えるが、頭の中がまとまらない。

関係する生産者・工場等では人命的な被害はなかったけれど、
全道規模での停電(ブラックアウト)や物流の寸断によって
被った経済的損害は相当な額になると思われる。
冷蔵庫や冷凍庫が止まってしまえば在庫(資産)もパーになるわけで。
搾乳ができず、乳房炎を発症した牛も多く出たようだ。
遠く離れた静岡県函南町の丹那牛乳では、注文が殺到して、
ひたすらお断りするという儲からない仕事が発生した。

自然災害はもはや、どこにいようが他人事ではない。
地形や水系など周辺環境への理解とつき合い方、暮らし方、
水と食とエネルギーの自給力をどう鍛えていくか、
そして助けあえる社会づくり。。。
いろんなことを自然は問いかけてくる。

巨大技術信仰と成長神話で語るは昭和の発想のようだ。
もういい加減、次の時代に進まなけれなばらないと思う。
いやそれは今も地殻変動のように動きつつあるんだけれども、
これまでのツケがいったいどういう形で返ってくるのか、
誰も正確に予測できず、神話の呪縛の中で、
経済大災害の予感だけが日増しに高まっている。

モーレツすぎる猛暑、全国的に勃発する自然災害、
裏を表と言い張りひたすら軽くなる政治、
本当にヤバくなってきた〇〇ノミクス、、、
平成最後の夏に起きた出来事、進んだ現象を、
忘れないようにしたい。

 

8日(土)には、大地を守る会(以下「大地」)で27年務められ、
6月に引退された野田克己さんの慰労会が六本木で行われたので、
馳せ参じた。
この方の話をし始めると長くなりそうなので、次回に。

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