加工品製造者会議&オーガニックフェスタ

公開日: : 最終更新日:2018/03/22 オイシックス, 大地を守る会, 日々日々フルーツバスケット

いやあ、3日連続での終電帰宅。
さすがに疲れた。

3月3日(土)は大崎にて、
大地を守る会の「第18回全国加工食品製造者会議」。
例年なら「大地を守るオーガニックフェスタ」
(以前の「大地を守る東京集会」)1日目ということで、
どこかの地区交流会に顔を出すのだが、
昨年からの合併ドタバタで開催できなかった製造者会議を、
この日にやることになった。

そして翌4日(日)は、有楽町駅前「東京交通会館」にて
「大地を守るオーガニックフェスタ」。
さらに翌5日(月)は、大井町「きゅりあん」にて、
オイシックスが毎年開催してきた「N-1サミット2018」。
今年は大地を守る会も合流したイベントとなり、こちらにも参加する。

当然のことながら、3日とも生産者たちと飲む。
「全国各地からやって来てくれた生産者が残っている限り、
  先に帰るワケにはいかない。」
それが大地を守る会入社以来35年、守り続けてきた
ワタクシなりの仁義なワケで。。。

 

まだ少し霞がかかったような頭で、振り返る。

一日目。
「第18回全国加工食品製造者会議」の会場は大崎、
オイシックスドット大地㈱ のエントランス・フロア。
普段は来客との商談やミニ打ち合わせなどで使われる場所を
開放して行われた。

プログラムは、新会社の組織体制の説明から始まって、
品質保証部から品質(信用)を守るための様々なお願い事、
そして大地を守る会宅配事業本部からは、
現在の宅配会員の顧客像についての分析結果とともに、
今後のサービスの方向性などが報告された。

各種の分析からあぶり出された会員像を
乱暴ながらひと言に集約させると、
それは「安全性」という基準だけでない、
少々言葉に深みのある 「ていねいな食生活」 を指向する人たち、
ということだった。

「そんなこと当たり前でしょ」
という声も聞こえてきそうだけど、
それに対応したシステム(サービス)を用意したい、
という問題意識が次の進化につながるか。
そこにはけっこうヤバい「落とし穴」のような
ハードルがあると思ったりもするのである。
僕が気になるのは、「対応」も大事だけど、
それ以上に「ホンモノの提案」を模索できるか、ではないか。
自身への問いも含めて。

記念講演では、ソーシャルプロデューサーという肩書の
石川淳哉さん(㈱ドリームデザイン代表)が
「伝わらない時代の伝え方」と題してのお話。

大地を守る会の会員でもある石川さん。
広告やデザインの仕事をしながら、クライアントの要請が
「社会課題の解決」というテーマを意識し、
大きく変わり始めていることを感じている。
だからこそ、「僕の大好きな大地を守る会」が
次の時代の価値を創造してほしいし、
できるはずだと力説する。

やっぱ、大地を守る会の底力には
「共感してくれた」会員の力がある。
それは生産者とも消費者ともつながって築いてきた
歴史の力とも言っていい。
ただものではない組織の資産が作られた根本の要素は
何だったのかを、マーケティング手法に囚われることなく、
僕らはもう一度、徹底的に検証すべきだと思う。
そんなふうに感じる僕は、もう時代遅れなんだろうか。

 

二日目は「オーガニックフェスタ」。
たくさんの生産者・メーカーさんたちが
今年も出展してくれた。

今年のテーマは、「入ってみよう!『ツチオーネ』」。
入口に宅配カタログ(『ツチオーネ』)の紙面を飾り、
参加者をその世界に誘いたいという仕掛け。

全国から駆け付けてくれる
生産者・メーカーに出展費用は持たせない。
出会いを大切にしたいという意思は健在である。

山梨「一宮大地」の生産者が用意してくれたのは、
このイベントの定番となりつつある、桃の剪定枝。
活けてくれれば花が咲きます。

そして我々フルーツバスケットのスタッフが
助っ人に入ったブースは、
長野のリンゴ生産者、原グループ。

大地を守る会の圧倒的人気アイテムのひとつである
原グループの「りんご七会(ななえ)」。
この時期はもうリンゴがないので、
りんごジュースを飲んでもらいながらPRする。
僕が手伝いに入った時間帯でも、次から次に
「りんご七会、毎年頂いてますぅ!」
「エ~!、ホンモノの原さんですかァ?」
とファンが立ち寄ってくれる。
大事にしたいと本当に思う、この力、この関係。

もちろんフルーツバスケットのブースも
頑張っている。

フェスタ終了後、交流パーティまでの間に
藤田さんの講演が行われる。

ここでも藤田さんが伝えたいのは、
3社の合併・合同の意味である。
聞きながら、藤田さんのたたかいは
総決算のラウンドに入ったことを感じる。
意思を受け継ぐ覚悟はできてるつもりだけど、
問題は複雑にデカくなった組織の運営だね。
これはかなり難しい。
組織を束ねる高島さんはおそらく、孤独に鍛えている。

夕方からの交流パーティでは、
実行委員会から要請された乾杯の音頭は、固辞した。
次代の人たちでやってほしいと。

大地を守る会オリジナル日本酒「種蒔人」で鏡開き。
僕にとっては、これが続くことが喜びである。
職員の冒険を許してくれた、蓮の花のような開発商品。

呑みながら、しみじみ思う・・・
大地を守る会がなかったら、
らでぃっしゅぼーやは生まれなかった。
両社のタッグによる有機市場の成長がなかったら、
オイシックスというネット社会を意識した
新時代の旗手も生まれなかった。

時代の要請という背景を考えるなら、
おそらくどの段階でも
別な名前の似たような組織は生まれたかもしれないし、
同様な発展はあっただろう。
しかし歴史の現実は、未知の世界に向かって
具体的に動いた数人のリーダーと
腹を決めた仲間たちによって創られた。
その結果としての「今」があり、
その必然を受け止めて走るのが、創りし者の責任である。
高島さんが挨拶で発した言葉を借りれば、
「僕らはたくさんの失敗をしながら成長していきます」。
逆に言えば、失敗を恐れずチャレンジし続ける
スピリッツこそが時代を拓くエンジンなのだ。

もちろん有機農業運動は、別な形でも発展している。
多様な取り組みが広がっていくことが必須であることを、
この40余年の取り組みを経験する中で、僕らは学んでいる。
その上で、どう連帯していくかが、
ずっと問われている課題だということも。

昨日(6日)は啓蟄。
3月に入り、春の嵐とともに温かくなったかと思ったら
一転して寒風だ。
こうやって春に向かっていくんだね。

N-1サミットの報告は、次に。

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