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いつの日か、丹那のカラスが「コンニチワ!」

2014/11/03
  • かんなみ百景
  • 雑記その他
いつの日か、丹那のカラスが「コンニチワ!」

閑話休題。
日頃のストレス解消に、おバカと言われそうな
話をひとつ。

丹那にはカラスが多い。
しかも、けっこう肥えている。
栄養が行き届いているようだ。

稲刈り後の田んぼでは、
サギたちも遠慮がちになるくらいにカラスが闊歩して
落ち穂などを漁っていた。
酪農王国オラッチェでも、カラスは存在感を示している。
都会での、たとえば六本木の朝の
ゴミに群がる光景ではなく、
堂々と風景化しているのだ。

丹那の烏

ここだけの話だけれど、
丹那に来て僕は隠れた野望をひとつ、
実践しているのであります(時々だけど)。
こいつらに「こんにちわ」と言わせてみたい。
正確には「コンチァ、ア~」って感じかもしれないけど。
たとえば写真のように看板に立って案内するとか。

無理だとお笑いでしょうか?
そんなことは断じてありません!!
東京大学大学院総合文化研究科教授・岡ノ谷一夫さんの著書
『「つながり」の進化生物学』(朝日出版社)によれば、
文房具屋のおばあさんが飼っていたスズメが
飼い主の言葉を真似て、
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と喋るようになった
という事例が紹介されているのです。
本当だとしたら、今どきの店員の
「イシャマセー」「アマシター」(何語だ?)より立派だ。
ま、ともかく、九官鳥より頭がイイといわれるカラスのこと。
コンチワくらい楽なもんだと思って
語りかけておるわけですが・・・

しかし地元で顔なじみになる前から
「FBに来たセンムは頭がおかしい」との噂が立っては困るので、
こっそりと人目を憚りながら試しているのだが、
ただテキトーに「コンチワ」と声をかけているだけなので、
まったく進展がない。
きっとカラスは信号を送っているんだろう。
「FBに来たセンムは頭がおかしい」と。

カラスは人間にとって不快動物だけど、
「ここ丹那では何と! カラスが挨拶してくれるんです~」って、
日本語の下手な女性タレントがTVで叫んでくれれば、
くまモン以上の経済効果が生まれるのでは、
と計算しているのは、今のところ僕だけ。

ちなみに、上で紹介した岡ノ谷教授の著書では、
実に興味深い記述が散見される。

「鳥も媚びる」(心がある)
「男は言葉による表現に長けていて、女は言葉の理解力に長けている」
「コミュニケーション(言葉)の始まりは、歌だった」
「言葉によって、死が発見された」
「生まれる前に、微笑んでいる」
「赤ちゃんであれ、小鳥であれ、文法の源を持っている」
「心は一人じゃ生まれなかった」
「社会性の高い、集団で生きている動物は、常に何か鳴き合っている」
「相手からのフィードバックに応答することで、我々の社会性は育ってゆく」
「信号は『正直』でなければ進化できない」

読んだからといって、
コミュニケーションのお悩みが解決できるかどうかは
保証の限りではありません。
ただ、「できるヒト」になりそうな錯覚は
与えてくれそうな一冊です。

では、明日もこっそりと。
一羽でも特定できれば
集中的に「コンチワ」攻撃を仕掛けられるんだけど、
どいつもこいつも同じ黒さで・・・

こんなこと書いて、許されるのだろうか。
失礼しました。

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