函南の猫伝説

公開日: : 最終更新日:2017/10/22 かんなみ百景

一気に寒くなってきた上に、
超大型の台風21号が秋雨前線を押し上げる格好になって、
明日の投票日も雨となる予報。
さて、どうなることでしょう。

数の力で何でも強行採決を繰り返してきた内閣が追認される・・
個人的には悪夢のような話が、どうも現実味を帯びてきている。
民主主義にはルールというものが根底に置かれるが、
いま着々と用意されているのはレールのようだ。
見極めたいですね、この道の向こうを。

 

さて、話は前後してしまうけど、
せっかく撮った写真があるので、アップしておきたいと思う。
10月9日(月)、函南である祭りが行われた。

ウィキペディアにも載っている、
知る人ぞ知る日本の奇祭、、「猫おどり」です。

こういう祭りって、
古くから伝承されてきたように思われがちだけど、
始まったのは30年前、1987年夏のことである。

ウィキペディアが、当時の様子を伝えている。

当初は丹那小学校の校庭や、観光施設である酪農王国オラッチェの
駐車場などで開催され、丹那盆地およびその周辺に密着した
やや風変わりな地域の盆踊り大会といった風情であったが・・・

それが今では、三島や沼津など周辺住民も巻き込んで、
「地域の老若男女が猫に扮して創作ダンスを繰り広げる、一種独特の空間に変貌」
(これもウィキペディアから)したのである。


(オラッチェの職員、神尾くんも活躍)

元となった逸話は、こんな話。
天保年間(1831~1845年)の頃、
函南の軽井沢(かるいさわ)という集落に藤蔵さんという方が住んでいて、
ある春の夜、出先から帰ってくる途中、藪の中で人の話し声を聞く。
「今日はシロが笛を吹け」
「いや、今日は熱いおじやを食わされたんで、笛が吹けない」
「それじゃあ今日は踊れないなあ。お開きとするか」・・・
帰ってきた藤蔵さんは、女房から飼い猫の白におじやを与えたと聞かされる。
人語を話す猫だと知って、気味悪くなった藤蔵さんは、
翌日、白に向かって話しかける。
「頼むから、どこかへ行ってくれないか」
すると夕方から、白の姿が見えなくなった。(函南町観光協会HPより)

・・とまあ、なんともオチのないお話なんだけど、
これが1987年の5月、
当時の人気TV番組「まんが日本昔ばなし」で
紹介されたことがきっかけとなって、その夏、
軽井沢に隣接する丹那で開かれたお祭りで
「人語を話し、笛を吹いて踊る猫」が登場した
 - というストーリーです。

今の軽井沢。
あの有名な別荘地ではありません。

ここに泉龍寺という曹洞宗のお寺があって、

こんな碑が立っている。

「猫おどり発祥の地」。

ここで改めて、
ウィキペディアにも地元観光協会HPにも載っていない話をすると、
そもそも「丹那盆地まつり」自体が、
丹那牛乳(函南東部農協)さんと、大地を守る会はじめ
丹那の低温殺菌牛乳を広げようと集まった仲間の団体で結成した
「丹那の低温殺菌牛乳を育てる団体連絡会(略称:丹低団)」
が共同で始めた交流イベントであり、
猫おどりは、そのイベント企画として始まったものだった。

それが数年ののち(これが定かでない)、
函南町商工会青年部が中心になって、
函南町全体のお祭りに仕立て上げられた。

里山に囲まれた小さな盆地で始まった風変わりな踊りが、
町の一大イベントに成長したのである。
こうなったら、「日本〇大奇祭」に数えられるくらいに
したいもんだね。

みんなで猫になって、踊ろう。

国際色も出てきて、いい感じだ。
世界を平和にする猫が、函南に存在する
 - てのはどうでしょう。

踊り本番前からライブあり出店ありで、
かなりの人出となっていた。

踊りが始まる。

残念ながら1時間くらいしかいられなかったのだが、
踊りは夜まで続いた。
何組もの創作ダンスが披露され、コンテストなどもあって、
さらに盛り上がったことと思う。

人語をあやつる猫さま。

いまの人の世はどんなでしょう。
人をここまで踊らせたんなら、そろそろ次の手を・・・

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