全員、創業者!

公開日: : 最終更新日:2017/10/21 あんしんはしんどい日記, オイシックス, 大地を守る会

10月1日をもって、
オイシックスと大地を守る会が正式に合併した。
両社の融合による「オイシックスドット大地株式会社」の誕生である。

10月7~9日の連休を使って、
オイシックスは五反田から、大地を守る会は千葉・海浜幕張から、
民族大移動というと大げさだけど、気分はそんな感じで、
大崎に結集した。

JR大崎駅南口に聳える、オフィスタワー2棟を有する
地上24階建ての「ゲートシティ大崎」。
そのイーストタワー5階すべてを借り切った新事務所がオープンした。

新しい事務所は「大崎ファーム」と名づけられた。
食の原点を忘れず、食を通じて健康な社会を築いていくために、
“耕す” 精神を忘れない、そんな思いを込めたんだと思う。

10月13日(金)、
正式統合後、初めての社員全体会議が開かれたので出席した。
会議では、上半期の各社の業績を振り返り、
新たな事業計画や課題が確認された。
そこで特に強調されたのは、『全員創業者たれ!』というメッセージだ。
新たなスタートラインに立って、
みんなが創業者の気概を持って、それぞれのミッションに挑むこと。
まあ、そうだよね。
それくらいの決意をもってやってほしいと思う。
こちらも負けずについていかなきゃならないけど。

新しいオフィスを覗いてみる。

来客者は、入り口でこの絵画に出合う。
画家の名前は覚えられなかったけれど、高名なアーティストらしい。
土を使って描かれたものだとか。
すみません、今度ちゃんと紹介します。

並べきれないほどの花が届いていた。

そして事務所の中。

これは全体の一角なので、
ぐるっと一周するとこの3倍か4倍になる。
いや、広いね。
ここに400人を超す社員が集まったのだ。
これから起きる火花と、そこから生まれるパワーに期待したい。

春に「大地」の中堅社員と交わした会話を思い出す。
「悔しいか」
「悔しいっす」
「その悔しさをゼッタイに忘れるな」

合併をすぐにチャンスと捉えられる者は、そういない。
自社を愛した者ほど、悔しさは強い。
それはどちらにも言えることだろう。
しかし大切なのは形ではなくミッションだと言い聞かせて、前に進むしかない。
「大地」で育んだスピリッツを忘れず、
一人一人それぞれに、新会社で花を咲かせてほしい。

 

翌10月14日(土)、埼玉で期日前投票を済ませて、
函南に戻る。
入れたい候補がいないときの投票ルールは決めている。
政権に対する「批判の数」は「死に票」ではない、そう思って
意思表示だけはし続けるつもりだ。

日本にはありとあらゆるものがある。ものがあふれている。
 でも今、希望が足りない

と、新しい政党が生まれた。
このセリフ、村上龍の作品『希望の国のエクソダス』のパクリだと
ネットで指摘されている。
僕もいつだったか、数年前のブログで紹介したことがあったが、
これは、日本を捨ててパキスタンに渡った16歳の少年・ポンちゃんが、
国会の予算委員会で参考人として呼ばれ、発言したものである。

しかし、その前にポンちゃんは、こうも言っている。
パキスタンで発見された日本人の少年が、CNNの記者の質問に応えた言葉。
「あの国には何もない、もはや死んだ国だ」

そして、国会で
「(日本には)何でもある。だが、希望だけがない」
と発言した後に、国会議員に向かってぶつけたセリフが、こうだ。
「今の政治家の生き方を真似ろ、今の政治家のように生きればいいんだと、
  なぜぼくらに向かって大きな声で言えないんですか?」

読んだ上で借用したんだったら、
これに答えてみせる! と言ってほしかったね。

ま、これ以上の小説の紹介は省くとして、
これは2000年の作品である。
17年を経て、「希望がない」(だから希望を-)
が政治のスローガンにるとは、どういうことか。

学校を捨て、日本を捨てたポンちゃんたちの問いかけに
答えなければならないのは、実は政治家だけでなく、
すべての大人だろう。

ついでに思い出したのは、もっと前。
1992年7月に行われた参議院選挙だ。
大地を守る会の初代会長(83年まで)だった故・藤本敏夫さんが
政党「希望」を立ち上げて、
脱原発・環境派としてたたかったのだったが、完全な敗北に終わった。

あれから25年。
この国は未だに「希望」を求めて彷徨っている。

本当は、ある、それは目の前にあるんだ、と言いたい。
既成の路線にはない、だけのことだ。

 

翌10月15日(日)。
我が社の社員の結婚式と披露パーティに出席した。
手づくり感が随所にあって、いいパーティだった。

ほろ酔いで単身赴任のアパートに戻り、
懲りずに一人、「種蒔人」を開けて
自問自答する。。。

彼ら次世代に希望を与えられる力が、我々にあるか。
お前は胸を張って襷(たすき)を渡せられるか。。。
たたかいはまだまだ、終わらないぞ。

 

「全員が創業者となって-」楽しむ。

これ、新会社のスローガンだけじゃなく、
今の時代に相応しい言葉でもあるような気がしてきた。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

10月のプレイバック(後半戦)

今さら感は拭えませんが、 まだ復旧途上の場所も多く、避難生活が続いて

10月のプレイバック(前半戦)

10月が嵐のように、いや文字通り嵐をはさんで 走り去っていった。

水源の森で・・・

10月に入り、消費増税が実施された。 我が社の場合、商品はすべて

よくそんなことが‥‥と言われて

ニューヨーク国連本部で開かれた気候行動サミットで、 スウェーデンの1

「水」が問う、国の未来

9月6日付「どうする?日本の水道」の続きを-  

→もっと見る

  • 2019年12月
    « 11月    
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031  
丹那牛乳 フルーツバスケット ジェイラップ 大地を守る会 COBOウエダ家 川里賢太郎さん 自然エネルギー 震災復興 森は海の恋人 畠山重篤さん 久津間紀道さん 畑が見える野菜ジュース 羽山園芸組合 稲田稲作研究会 カフェ麦わらぼうし ムーラン・ナ・ヴァン 福島屋さん 桃ジャム 箱根峠 ご当地エネルギー協会 種蒔人 備蓄米 谷川俊太郎 あかね 無添加ジャム 丹那盆地 藻谷浩介さん 丹那トンネル 酪農王国オラッチェ 函南町
PAGE TOP ↑