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今年も届いた、桃とパイナップル

2017/08/15
  • 日々日々フルーツバスケット
今年も届いた、桃とパイナップル

新潟・越後妻有レポート・・・
まだ整理できず、
この間の報告を先にすませます。

 

8月8日、大地を守る会から取材陣がやってきた。
機関誌『NEWS大地を守る』10月号で、
フルーツバスケットの特集を組んでくれるとのこと。

取材をこの日に設定したのは、
生産者から届いた原料を丸(生果)のまま見れて、
一次処理からの工程を撮影したいという
要望を受けてのことだった。

一次処理した原料を仕入れて作る、
しかもコスト最優先で輸入品を使うことも当たり前
という時代の中で (このことで「食品加工が
日本の農業を潰してきた」とも言われたりする)、
契約農家から生果で引き受け、
皮むきからやる農産加工場である。
愚直と言われても、時代遅れと言われても、
生産者の経営を支え、
食べる人に本物の味とシアワセ感を届けること、
それがこの会社のミッションだからね。
大地を守る会の生産者会員の農産物を、
加工という部門で応援してきた30年は
伊達ではない、とまあ胸張って説明したのだった。

で、この日に処理したのは、
まずは山梨県笛吹市「一宮大地」・久津間紀道さんの桃。

久津間さんの桃を使ったジャム。
これは僕がフルーツバスケットに赴任する前から、
描いていた企画の一つだった。
試作を完成させたのが2014年。
久津間さんも丹那までやって来て、
翌年からの計画を話し合った。
完成して販売を開始できたのは昨年の夏となった。

 

で、今年もこちらからトラックを出して
直接引き取りに行った。
久津間さんが丁寧により分けて出荷した正品の残りから、
さらに選果して用意してくれた原料である。
加工用だからといって何でもいいわけではないことを、
紀道さんはよく知っている。
だから安心して引き取れる。

皮をむき、カットして、
今日のところはいったん冷凍して眠らせる。

実は原料を引き取りに行ったときに、
久津間さんから頼まれて、仲間の丹沢さんのネクタリンも
一緒に持ち帰ってきた。
これは来年に向けての試作となる。
こうやって農家と並走するのが
農産加工の任務だと思うのである。

 

そして次はこれ。
沖縄・石垣島から届いた
平安名(へんな)さんのパイナップル。

繰り返します。
へんなパイナップルではなく、
へんなさんのパイナップルです。

これも3年越し。
沖縄の生産団体「真南風(まはえ)」代表の
坂本勇一郎さんから拝み倒されて、
丸のまま引いてしまってから、
どうも気を良くして、ここぞとばかりに送ってくる。
今年も予定量をオーバーして受けてしまった。
ま、これで沖縄のパイン生産を守れるなら。。。

これは、昨年から夏場のかき氷シロップとして
登場させ、今年はジャムにも加工した。

洗浄して、ヘタ(冠芽)とお尻をカットして、
さらに4分の1にカットして、芯を取り、
さらに1cm角にカットする。
けっこう手間かけてんだからね。
感謝するように、サカモト~!

で、今年初登場となったパイナップル・ジャム。

お陰様で、好評のレビューが続いている。

果肉がしっかり残って食べ応えあり
夏にぴったりのさわやかな味
見ただけでヨーグルトのトッピング
一口食べたら沖縄を想い出す味
やさしい甘さ
息子は朝食に食べるのを楽しみに早く起きるようになりました
缶詰のパインより、よほど食感も残っている
水切りヨーグルトにかけて子供たちに大好評

どうもパンに塗るよりヨーグルトのトッピングか
デザートに・・・という感じではあるけど、
ま、喜んでくれて何より。
こちらも日々達成感をもらって、感謝々々。

 

取材陣はケーキ工房「ムーラン・ナ・ヴァン」
にも回ってくれた。
「ムーラン~」とはフランス語で「風車」の意味。

こちらはもう、
クリスマスケーキの取材である。
手づくり工程を実演するパティシエ・加藤祥恵。

近々、米粉を使った純生ロールケーキも
登場する予定で、取材陣は先行して試食という
おこぼれにも預かったようだ。
いい記事、よろしく頼んます。

というわけで、
『NEWS大地を守る』10月号をお楽しみに。

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