憲法記念日、働きながら思う

公開日: : 最終更新日:2017/05/05 日々日々フルーツバスケット, 雑記その他

5月3日、今日は憲法記念日。
今年ほど、この日に「憲法」を意識した年はない。
いや正確には、年々強くなってきたというべきか。
国の宰相が堂々と「改正」を主張する時代になって、
しかも今日は「2020年施行」と、
具体的な日程まで提示されてしまったんだから。

「とにかく改正」ありきで、
改正の既成事実を一回実現させれば、
壁は崩せると踏んでいるようだ。
民主主義の原理原則から言えば、
議論を尽くした上での法改正はあって然るべきことだけど、
安倍政権の進め方は「誘導」というより、
「洗脳」の手法に見える。
やっぱ、この方のもとでやるのは止めたい、と
私自身の見解は表明しておこうと思う。
どんな内容であろうと。

しかも今、海上自衛隊は米軍艦の防護という
任務に就いている。
安保法制が着実に実行されてきている。
サリン爆撃の真犯人は不明のまま、
アメリカのシリア空爆をためらいなく支持したことも合わせ、
この国は「自立した国」に向かっているというよりは、
積極的に米国の属国であることを世界に示している
としか思えない。
もしアメリカの敵国というのがいるなら、
「まずは日本を」と思っても不思議ではない構図
が出来上がってしまった。
こんな状況を創り出したのは、いったいどっちなんだろう。

「自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終わるであらう」
と喝破したのは、作家・三島由紀夫だった。
47年前(1970年)のことだ。
三島由紀夫率いる「楯の会」が自衛隊市谷駐屯地を占拠し、
バルコニーから自衛隊員を見下ろして、三島は叫んだ。

諸官は任務を与へられなければ何もできぬといふ。
しかし諸官に与へられる任務は、悲しいかな、
最終的には日本からは来ないのだ。
・・・
魂の死んだ巨大な武器庫になつて、どこへ向かうとするのか(※)

三島は、当時華々しく政界入りした石原某(元都知事)を
鼻で笑うくらいの紛う方なき右翼であり、
強硬な憲法改正論者であったが、
こんにちの様相を見れば、どんなに嘆くことだろう。
もうひと騒動起こしそうだ、日本刀をかざして。
いや、あの時すでに予言していたということか・・・
(※『ひとびとの精神史(第5巻)-万博と沖縄返還』(岩波書店)
  から孫引きさせていただきました。)

 

これ以上書くと本ブログの許容範囲を逸脱してしまうので、
やめたい。 ま、ここまでは
一国民の記念日の感懐として、どうかお許しを。

 

世間はGWのど真ん中。
例年なら福島県喜多方市山都町での
堰さらいボランティアに出かけるところなのだが、
我が社のケーキ工房と牛乳寒天事業部は
休みなしだ。
僕も牛乳寒天のほうの製造現場に入り、
パートさんたちと一緒に精を出した。

一個々々ていねいに、
消泡剤も使わず、きれいに仕上げなければならない。
けっこう気を使うのである。

作業自体はシンプルだけど、
ずっと立ちっ放しで、
最後の出荷まで一日フルにやると
けっこう足腰にくる。
パートさんたちは慣れているようで、
笑われたりお気遣いされたりしながら、
でも頑張るのだ。

GWはお陰さまで、
スーパーさんから特売の注文もいただき、
3ヶ月目に入った牛乳寒天は、
まあまあ好調であります。

 

今ごろ山都の山あいの公民館では、
楽しい宴が始まっている。
おっちゃんやおばちゃんたちは、
変わりないだろうか。
そして山は、
無言で人々を受け入れ、掟さえ守っていれば、
恵みをもたらし続けてくれる山々は、
今年もきれいだろうか。
「種蒔人」のカンパはちゃんと届いただろうか。。。

堰を通る水は、温められながら、
数々の小さな生命を養い、麓の暮らしを潤す。

今年も水が杜絶えることがないよう願い、
雄大な飯豊山を思い浮かべながら、
僕はここで働くのである。

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