「ふるさと納税」考(続き)

公開日: : 最終更新日:2017/05/02 雑記その他

「FB(フルーツバスケットの略、フェイスブックではありません)
伊豆の国センター」駐車場の主、クス王(と勝手に名づけた)
の葉が、新葉に替わった。

クスノキは常緑樹だが、この時期に葉が落ち、
一斉に更新される。
センター勤務のスタッフに聞いたら、
本当に一気に葉が落ち、入れ替わったようだ。

何も語らないが、しっかりと存在感を示しながら、
こいつも生きている。
まばゆい新緑に励まされているようで、
こちらもエネルギーをもらう。
そのエネルギーは、古い葉が捉えて蓄えた太陽の力だ。

 

さて、「ふるさと納税」を考えるの続き。

総務省の「返礼品は寄付額の3割以下に」という要請に、
反発した自治体が多くあった。
税収を増やしている自治体にしてみれば、
「過熱気味でも良いではないか」というのだ。
前回も書いたように、産業振興予算の肩代わりになっているし、
欲しい人や興味を持ってくれた人に届けられるという意味では、
効果的に活用できている、という主張らしい。

調達費が特定の事業者に落ちていることについては、
地域に貢献する製品をみんなで創造していこう(その意味で競争しよう)
というモチベーションにつながっている、
いわば地域活性のエンジンになる、という肯定論もある。

なにより、自らのアイディアや地元資源を使って
自主財源を集められるという点で、
地方自治体の自立心を喚起しているのだ、などと
言われれば、フム……と腕も組んでしまう。

さらには、こんな論もある。
地方交付税交付金で地方自治体を牛耳ってきた中央の力に、
これは風穴を開けるものだと。
そんなふうに考えてみると、総務省の「3割以下」圧力は、
「ふるさと納税」の隆盛に歯止めを掛けたい意向がはたらいての
ことなのかもしれない、と穿ってみたくもなる。

 

本来は、故郷を離れてしまった人たちが出身地を応援できる
ものとしてスタートしたはずだが、
いつの間にか返礼品競争ばかりが目につくようになった。
この競争に乗り遅れた町は税収減に直結する。
しょうがない、税金の移動だからね。
つつましくはやってられない、という気になるのも無理はない。

しかし、である。
本来の主旨で納税を募っているケースもある。
いや、そればかりか、注目すべき事例が生まれてきている。
Ⅰ型糖尿病の研究に助成するとか、
犬の殺処分ゼロに取り組むNPOに助成するとか、
クレジットカードなどで見かける、
いわゆる「コーズ・マーケティング」(cause=原因・根拠、ここでは大義の意味)
の導入である。
北海道・上士幌町では、保育園の無料化を実現したと聞く。

そして、驚愕させたのが函館市だ。
函館市はいま、津軽海峡を挟んだ対面にある青森県大間町に
建設中(今は中断)の大間原発の建設差し止め訴訟を起こしているが、
この訴訟費用に充てる「ふるさと納税」を募集したのだ。
4月3日に受付を開始したところ、
何と4日間で50件-120万円の寄付が集まったらしい。
これって・・風穴どころじゃない。
税の歴史から見ても、前代未聞の「事件」ではないか。
総務省の圧力が本格化しないことを祈りたくなる。

「ふるさと納税」に参加する動機は、返礼品目当てだけではない。
実際に、無税になる上限を超えて納税している人がかなりいるようだ。
貴重な「私の血税」の使い途は自ら選択したいと考える人たちが
動き出しているとしたら、、、

 

同じ函でもこちらは「箱根の南」、函南町長に提案したい。
モノではなく、もとい、モノだけではなく、
コトあるいはテーマで勝負してみようじゃないですか。
意志ある納税に応えられる町にしたいものです。

いや待て、来月の酪農王国の取締役会で町長に会うんじゃなかったか。
こんなこと書いてしまって・・・
イイじゃないか、間違ってはいないだろう。

クス王が見てるぞ、しっかりしろ!

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