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「雨水」 と、かんなみ桜

2017/02/18
  • かんなみ百景
  • 日々日々フルーツバスケット
「雨水」 と、かんなみ桜

昨日、関東では春一番が吹いた。
そして今日は、旧暦・二十四節気の「雨水」。
雪が雨に変わり、氷が溶けだす時節となる。
立春から15日、これから
寒暖を繰り返しながら春への歩を早めていく。

農家はいよいよ今年の耕作準備に入る。
もうすでに田畑ごとの作付け計画は出来ていて、
タネや資材の発注を済ませているはずだ。

大地を守る会では、この時期までに
新年度の生産基準を生産者に送り届けるのが習わしだった。
毎年々々、生産者と確認しながら基準を更新していく。
その仕事を10年以上やった。
秋から改定の検討作業を始め、
「禁止農薬」(いかなる場合も使用を禁止する)を新たに追加する場合は、
該当する作物について生産者と協議し、合意した上で盛り込む。
一人でも「まだ難しい」と言えば、
「対策の検討継続」にしたりした。
大地を守る会の基準は、生産者と一緒に進化するものだから。
それが信念だった。
それでも「大地の基準は一番厳しい」と言われたものだった。

改定された基準の適用は新年度4月からでも、
新基準は2月初旬には送る必要があった。
資材調達に間違いがあってはいけないから。

農産の仕事には四季があった。
旧暦や二十四節気を気にするようになったのも、
作物だけではない、生産者との付き合いがあったからだ。
そんな季節や風景を感じる仕事をさせてもらったことに、
今さらながら感謝したいと思う。

 

函南では、早咲きの河津桜が、
本番を迎えようとしている。

来週の土日がお客さんのピークか。

しかしやっぱ、ワタクシ的には、
桜は春分のあとがいいような気がする。
待ち焦がれた観光客が来るのはいいけど、
6月のスイカみたいで、どうも早すぎる。
卒業式のあたりで満開を迎え、
桜吹雪のなかで入学式、これが自分の原風景だ。
かなり刷り込まれているか。。。

 

菜の花も、早いね。
昔はこんなに早くなかったと思うんだが・・・
これも伊豆だからでしょうか。

ま、みんな春が待ち遠しいんだな。

冬をしっかり生きてこそ、春は輝く。
春までもうひと息、頑張るべし。

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