おきたまの頼もしい後継者たち

公開日: : 最終更新日:2016/08/21 大地を守る会, 生産者・産地情報

「全国農業後継者会議」二日目(8/5)は、
おきたま興農舎のほ場見学。

まずは南陽市まで走り、
渡部健太郎くんのリンゴ畑。
果樹栽培の難しさを楽しそうに語る。

20160804後継者会議⑥

挨拶もしっかりしていて、
「頼もしい後継者ですね」とお父さんに水を向ければ、
「いやいや、まだまだ」の返答。
そしていつの間にか、親父が説明に出張ってきてたりする。

20160804後継者会議⑤
(中央で説明するのがお父さん)

要所要所で口ははさむが、できるだけ黙って
見守るように努めていると言う。
ハラハラしながら、忍耐する。
「見るほうが疲れますよ」と笑いながら、
しかし本音は嬉しくてしょうがないのだ。
僕もそんな親の気持ちが分かる歳になってしまったか。。。

牛乳などを駆使して農薬を減らす努力をしている鈴木父子。
収穫まで、気が抜けない日々が続く。
20160804後継者会議⑦

 

次は高畠町まで戻り、小黒耕作さんのブドウ畑に入る。
山の傾斜地にブドウのハウスが並ぶ、
この地方の随所に見られる風景である。
20160804後継者会議⑧

収穫期に入ったデラウェアの棚の下を進む。

20160804後継者会議⑨

説明する小黒耕作さん。
親の願いがそのまんま伝わってくる名前だ。
継いでくれてよかったね。

20160804後継者会議⑩

今日び、山を利用した農業の話題はどこも獣害である。
一番の対策は人がたくさんいて、農業に活気があることだ。
人気のなくなった里山は獣たちの天下となる。
その意味でも、未来は若者たちの活躍にかかっている。
厳しいことだらけだろうけど、
明るく頑張ってほしい、と願う。

小黒さんの、有機栽培の棚田。
美しいね。
20160804後継者会議⑪

興農舎の事務所に戻れば、
枝豆の出荷作業中。品種は「ゆあがりむすめ」。
今年の出来は、まずまず平年並みとのこと。

20160804後継者会議⑫

小林亮代表の娘夫婦、和香子さんと温さんから
在来のモチ米と水稲の育苗ハウスで栽培中の
オカヒジキなどを見せてもらい、
全員で記念写真を撮って解散となる。

とにかく暑い山形だった。
でも夏が夏らしくあるのは、いいことだ。
これからの心配は台風かな。
今年は台風が少ない。
こういう年はかえってデカいのが来たりする。
自然相手の仕事に不安は尽きないが、
それを想定しながら対策を考えるのが農業でもある。
作物は、自然からの恵みであると同時に、
人々の知恵と技術と愛情の賜物なのだ。
四季豊かな日本で、繊細に磨き上げてきた農という世界を
受け継ぐ若者たちに、元気をもらった二日間だった。

別れ際、小黒耕作さんのお嬢ちゃんに
バイバイと手を振ったら、
「ごきげんよう」という言葉が返ってきた。
素晴らしい!
この人たちなら大丈夫だと確信した。

20160804後継者会議⑬

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