森から里、そして海へ

公開日: : 最終更新日:2015/03/31 米プロジェクト21

3月3日ひな祭り。まだ体がだるい。
昨日は新宿から幕張本社に直行し、会議をやって
早めに丹那に戻った。
実は福島県二本松市・羽山園芸組合から
リンゴが届く日でもあった。
会社に戻れば「無事届いてますよ」の報告。
それを今日、ジャムに加工した。
「つぶいりピュアなりんごジャム」1,800個の完成。
福島支援の一助になればと企画したものである。

この報告はまた追ってするとして、
だいち交流会の続きを。

森から里へ-
専門委員会「米プロジェクト21」から、戎谷が報告。

20150302地区集会③

専門委員会(当時は「大地のおコメ会議」)
を結成したのは1988年。
コメの輸入自由化ってなんだ? から始まり、
「コメ作りのプロセスと田んぼの役割をちゃんと学ぼう」と、
千葉・山武の田んぼを借りて稲作体験を始めたのが90年。
以来25年、述べ3千人近い人たちが田んぼに入って、
その力と豊かさを体感してくれている。

93年の「平成の大冷害」の経験からは、
「大地を守る会の備蓄米」という企画が生まれた。
生産地である福島県須賀川市「稲田稲作研究会」との交流は、
3.11を挟んでむしろ濃くなったと思う。
稲田の生産者たちは前代未聞の田んぼの除染に取り組み、
海外からも取材が訪れるほどの成果を生んだ。
この技術はいつか世界を救うことになると、僕は思っている。
決してあってはならないことなんだけど。

93年には秋田・大潟村の生産者たちが
八郎湖の上流部にブナの森を甦らせようと植林活動を始めた。
また「田んぼを一枚でも多く残していこう」と、
稲田のコメを使った日本酒造りの企画も生まれた。
94年に完成した大地を守る会オリジナル純米酒『夢醸』
(現在の『種蒔人』)では、2002年から「種蒔人基金」を創設し、
お酒の消費に応じて田んぼや水系を守る活動資金が増える
仕組みがつくられた。その基金はささやかながら、
飯豊山の麓・山都町での堰(水路)の保全活動を応援している。

これらはすべて、僕らが築いてきた
生産と消費のつながりの質を体現している。

ここで、秋田県大潟村の生産者たちが
20年以上にわたって続けてきたブナの森づくり活動の意味を、
「ライスロッヂ大潟」の黒瀬友基さんに語ってもらう。

20150302地区集会④

日本第2の湖であった八郎潟を干拓してつくられた大潟村。
言ってみれば環境破壊から誕生した村だが、
農業用水と生活用水が共有されることもあって、
環境問題への関心は当初より高かった。
早くから女性たちによるせっけんの普及(合成洗剤を使わない)
活動が展開されたり、除草剤MOを追放した先駆けの地でもある。

バブル期に起きたゴルフ場建設に反対する運動から、
彼らは水系の上流からの保全、つまり山に目を向けた。
ブナの森を取り戻そう、を合言葉に植林を開始したのが93年。
以来22年、植林面積はじわじわと広がって、
初期の植栽地は立派な広葉樹の森に育ってきた。
「植栽日は毎年11月3日。前の日は前夜祭と称して
 山の幸海の幸を囲んで楽しい宴会になります。
 ぜひ来てください。」
獲れたてのマグロやカニで人を釣る。
友基さんのプレゼンはチョー贅沢な蒔き餌で絞められた。

水を守りながら、いつまでも美味いコメを作り続けたい。
そんな思いで、無報酬で山仕事を続ける農民たちがいる。
国土と暮らしの土台が、当たり前の値段でコメを食べ続けて
くれさえすれば守られる(楽しい宴席付きで)。
食べるとは、かくも奥深い。

水系を辿って最後は海へ。
本日の気力・・・ここまで。すんません。

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